「次に、能登半島地震を踏まえた防災対策の拡充強化についてお伺いします。 本年1月に発生した最大震度7の能登半島地震による死者数は9/10時点で358人に上り、東日本大震災以来最多となりました。 被害がこれほど甚大となった要因として、元日という、帰省客や観光客など沢山の人で賑わうタイミングでの発災であったことのほか、犠牲者の死因の約9割が住宅の倒壊によるもので、耐震化が大きく遅れていたこと、市街地に密集した建造物で火災が発生し、広範囲に延焼が広がったこと、被害が大きい市町ほど高齢化率が高かったことなど、様々な指摘がなされています。