本日は、公明党・山本ひろし参議院議員 (財務大臣政務官)に同行し、 西条市の黒河議員、越智議員とともに 東予港・新居浜港を視察してまいりました。 東予港では、 現在進められている西条第1防波堤の整備促進と 港湾岸壁の耐震強化、大水深化について、 新居浜港では、 岸壁の大水深化、用地や土捨場の不足など、 臨港地区の土地利用や港湾計画全体の再検討 などの要望が寄せられました。 愛媛県は、 四国の製造品出荷額等の約5割を占めていますが、 その約4割を西条・新居浜の両市で占めています。 さらに、 完成した製造品の輸送手段は何かといえば、 圧倒的に“船”というのが、両市のみならず 本県全体としての特徴です。 全国的には“船で輸送”というのはわずか9.8%ですが、 本県では44.3%。 まさに愛媛は“海運県”であり、 “港湾”がいかに重要かということは論を俟ちません。 それが現在、国内はもちろん、 国際競争上のボトルネックとなっているというのが、 本日頂いたご要望の本質であったかと思います。 私たち一行は、 関係者からレクチャを受けた後、 船に乗り込み、海上から両市に連なる臨海地域を 見させて頂いたのですが、 名だたる企業ひしめくその風景に圧倒されました。 日新製鋼、田窪工業所、浅川造船、住友重機械工業、 四国電力西条発電所、アサヒビール四国工場、クラレ、 ルネサスエレクトロニクス、今治造船、住友金属鉱山、 住友共同電力、住友化学など等、 陸上から見る景色とはまったく違った姿が そこにありました。 造船・紙・パルプ等を含めると 本県の製造品出荷額の8割以上を占める東予において、 海運物流の起点となる港湾機能の強化と高度化は、 極めて重要な課題といえます。 国際競争力を高め、 同地域のみならず本県経済全体が、 将来にわたり発展していくためにも、 ご要望の実現は急務であり、そのためには 国・県・市が一体となり、又、それぞれの役割を果たす ことが肝要と実感させられました。 心新たに取り組んでまいりたいと思います。