午後、鎌田實講演会に参加。 地球が誕生した45億年前にさかのぼり、 生命とは、生きるとは、から始まった氏の講演は、 終始、人間の“あったかさ”を信じる哲学に貫かれ、 イラクの子どもたちの救済に動いたことも、諏訪中央病院の経営を建て直されたことも、 これまでの数々の著作や講演活動も、原動力はすべて、その一念から生じている。 と同時に、それが、今の日本に一番欠如していることだ、と。 1,500兆円もの預貯金を使わないということは、国民は、この国を信用していない、ということ。 教育も、医療も、福祉も、家庭も、地域も、職場も。 経済がお金の循環システムだとすると、いろんなところに“あったかさ”を回していく。 為政者は、政策以前にまず、そこに気づいてほしい、 との指摘は、聴衆を大きく頷かせていた。 また、命を支えるものは“つながり”だとして、氏は、3つの重要性、を訴えられた。それは、 人と人のつながり、人と自然のつながり、体と心のつながり、である。 解説は不要、であろう。 命が支えられにくくなってしまった今の日本に、あったかな“つながり”を取り戻すことこそ、 政治の最重要の仕事、と、学ばせて頂く。 議員の血肉として心に刻みたい、と思う。 終了後、宇和島に移動し県民相談等。