午後、県民文化会館にて開催された、 第4回正岡子規国際俳句賞国際俳句フェスティバル2009、に出席。 同賞は、国籍や言語を問わず、 俳句の持つ創造力の開発と顕揚に、最もめざましい功績を挙げた人物に贈られる賞、 とのことで、今回、 大賞に、金子兜太先生、俳句賞に、河原枇杷男先生、 そして、スウェーデン賞に、内田園生先生、李御寧先生がそれぞれ選ばれ、受賞された。 各位の受賞スピーチを伺いながら、俳句の奥深さにあらためて敬意を表しながら、 一方で、少し権威めいた上から目線に多少の違和感を感じたのは、私だけだったか。 と、そんな気持ちが入り混じる中、李氏のスピーチが、ひときわ清々しかった。 氏は、韓国の元文化大臣だが、同賞が国籍を問わずとあるように、 日本のわびさびの世界を、俳句の持つ可能性を、 何とも言えず美しく、わかりやすく手ほどいてくれる、繊細なスピーチであった。 クリエイティブは、時代を超え、世界をつなぐ、な。 あらためて、俳句を含めて文化振興の重要性を教えて頂いた1日となった。 ��写真は、大賞受賞の金子兜太先生。)