県外視察最終日の本日は、大阪府警察本部を訪問。 一昨年に竣工したばかりという、その本庁舎は、 隣接する大阪城を凌駕するかのような、威風堂々、であった。 聞くところによると、本部庁舎としては日本最大、らしい。 さて。 施設見学もさることながら、私たち一行がこちらで受けたレクチャは、 大阪府警の「治安総合対策施策」について、であった。 大阪府の刑法犯認知件数は、直近数字で44,000件、全国ワースト1位とのこと。 数字が表わす通り。 府民が府警に対して最も望むことは、治安の強化であり、 府警が最大の目標としているのが、犯罪に強いまちづくり、ということであった。 具体的には、上記の数字を3年で40%減少させるという。 その施策の1つ1つについてお伺いしたが、最も印象に残ったのは、 府民挙げて、総ぐるみで、それらを講じようとしているところであった。 大阪府民約880万人を警官数で割ると、1人あたり約420名という計算になり、 なるほど、独自対応の限界は明白であろう。 しかし、何よりも犯罪の撲滅・減少を願う府民と力を合わせて、となれば、 そのこと自体が犯罪発生への大きな抑止となるに違いない。 そのポイントは、両者の信頼関係の構築、だ。 本県においても、図式は同様であろう。 生活者の生命と財産を守ることが、政治の使命であり、 その最前線の砦が警察組織であれば、そこに確かな信頼関係が築けるよう、 そしてその橋渡し役となれるよう、私自身、しっかり務めを果たしてまいりたい。 ��写真は、日本最大の、大阪府警本庁舎。)