午前、高松市へ。 香川県立ミュージアムで開催中の、大三国志展を、鑑賞。 今から約1800年前、わが国でいえば、卑弥呼の時代に。 魏・呉・蜀の3国が覇権を争った、 その、まさに足あとが、ずらり、というより、ずしり、と並んでいた。 中国の国家一級文物53点を含む、全部で180点の宝物は、 時空を超えて悠久のロマンへと、私を駆り立てた。 特に、五丈原。 死せる孔明、生ける仲達を走らす、で有名な、あの戦を、 精緻なジオラマにより再現した、ナレーションと映像の演出には、 しばし、立ちつくすのみであった。 そのとき、孔明の胸中に去来したものは、何であったか。 三国志は私の愛読書、であれば、長くなるのでこの辺で留めるが、 同著の、 明鏡は形を照らす所以、古事は今を知る所以、という一節を、今の立場でかみしめたい、と思う。 その後、企業訪問、旧知旧友各位との再会など。 少しづつ、しかし、確実に。 世の中も人も変化していることに、気づかされながら、一方で。 感傷にひたるべからず、前へススメ、 と戒め、戒めあう、友との語らいに、時は待たず、夜は更けていった。