快晴の午前、市内和気町にて開催された、 松山港海岸(和気・堀江)整備工事完成式、に出席。 低地帯に住宅が密集する同地区周辺は、台風シーズンが来るたびに越波被害を受けており、 かつ、年々、海岸線が後退する傾向にあって、海岸の防護機能が低下していた、のである。 高潮対策が急務であったところ、2000年度に国の直轄事業として認められ、 2002年度の工事着手から8年、このほど完成、引渡しとなったのである。 それにしても、見事な白砂青松。 高潮の防護を目的としながらも、地域の前庭的な渚を目指した、 というだけあって、実に素晴らしい景観、だ。 総工費、約50億円。 その投資に対するリターンは住民の大いなる知恵で、とは、ある来賓のご挨拶。 スピーチ全体は、さすがを思わせたが、そこだけは、違和感を感じてしまった。 今回の海岸整備は、まさに、公共財としての資源配分。 つまり、ビジネスではできない役割を担ったものであり、 防護人口4,000人の生命と財産の保全を、1人あたり125万円かけて整備した、ということであろう。 リターンの話は、この場面ではなく、その125万円が妥当なのかどうか、 直轄事業認定前にすべき議論であって、当然、クリアしていると思うのだが。 ともあれ、 本当に素晴らしい海岸が、できた。晴れ渡る空、流れる雲、寄せる波音、そして、夏。 カップルで、ご家族づれで、ぜひ1人でも多くの皆様にお越し頂ければと思う。 午後は、県民相談。 山本ひろし参議院議員とともに、松前町・砥部町を訪れる。 それぞれの方のご要望を、丁寧に伺いながら、励ましながら、 誠実に対話を続ける山本議員の隣で、その、メモの取り方までも、私は注視し続けた。 ははぁ、 と気づかされることが多々あったが、これは企業秘密、というより、気恥ずかしいだけである。 生きた勉強、を、心から有難い、と思う。 県民相談の内容はいずれも、私にとって後日の宿題となった。勉強が生きるように、取り組んでまいりたい。 終了後は、その足で、高知へ移動となる。明日開催の、公明党四国夏季議員研修会準備のため、だ。 道中。 新人の訓練として、先輩から与えられた明日の大役を、ちゃんと果たせるか、大丈夫か、と早くも緊張してきた。 この緊張もまた、訓練、ということだ。 人生、一生、訓練。ふと、そんな自分向けの、ナイスなコピーが浮かんだ。 ��写真は、松山港海岸整備工事完成式の、くす玉開披の瞬間。)