午前、市内にて、支持者の対話集会。午後、KHJ愛媛県こまどりの会定例会に出席。 今日は、その、こまどりの会から。 ん?それって何、 と、思われた方も多いと思うが、 この会は、社会的引きこもり、といわれる子どもさんを持つ、親御さんの集まりである。 子どもさん、といっても、それは、あくまで親御さんにとって、であって、 引きこもっているのは、20代~40代、あるいはそれ以上の年齢の、れっきとした大人たち、なのである。 その数は、全国に100万人とも、300万人ともいわれているが、もはやまぎれもない、社会問題といえよう。 私は、議員になる前の昨年3月に、当事者の方々から悩みを打ち明けられ、この問題を知ることとなった。 そうした苦しみが世の中にあることを、まるで知らなかった自身の不明を恥じるとともに、 実態を調べていく中で、この問題の構造の奥行きと広がりに、それが紛れも泣く、政治問題であることを知った。 この国が、豊かさを得る代わりに失った大事なものを、問われている気が、した。 であるがゆえに、議員になって初の一般質問は、この、社会的引きこもりに、半分以上の時間を割かせて頂いた。 ��ご参照⇒ http://www.pref.ehime.jp/gikai/frame/frame10.htm 会議録の検索→平成19年第303回定例会→第5号6月27日→木村誉議員、 の順で出てきます。ご覧頂く皆様には、お手数をおかけしてすみません。) 本当は、一般質問はもっと幅広いジャンルで、なるべくたくさんの項目を、ということを後で知ったが、あれでよかった、と1点の後悔も、ない。 それから、1年が経った。 さて、今日のこまどりの会の中で、会長から参加者に対し、事態が改善・解決された家族はいるか、との問いかけがあった。 皆様の反応は、すこぶる、重たかった。 結局1年間、事態は放置されたまま、ということか、あるいは、解決したらここにはいない、ということか。 胸が、痛んだ。そして、ひるんではならない、と思った。 その瞬間。 ここで集まって話していても前進しないんだったら、お互いに動いて、自ら解決の糸口を探しましょうよ。 同席していた、ヒューマン・チェーンセンターの戒田理事長の、明るく力強い檄が、空気を一変させた。 有難かった。 そして、社会的引きこもり問題の解決のために私がなすべきは。 国の法整備から、自治体の対応インフラの整備までの、国と自治体を挙げた行政面での支援拡大を図るとともに、 青少年の健全育成に情熱を燃やす、まさに戒田理事長のような、 民間各位の知恵とスキルを、どのようにネットワーク化し、機能させるしくみを創るか、ということだ、と思った。 引き続きさらに、である。褌を締め直せ、と自身に言い聞かせた。 社会的引きこもりの長期化は、取り返しのつかない事態を生む。親御さんのご心情からすれば、時間との戦いである。 ご本人とご家族が、一刻も早く、元の笑顔を取り戻せるよう。 昨年の一般質問の末尾に述べた一節を、今一度、心に刻んで取り組んでまいりたい。 ��写真は、講演を頂いた、NPO法人若者訪問支援協会代表理事の、川上佳美さん。本ブログでも何度かご紹介した、知る人ぞ知る、レンタルお姉さん、です。)