私事で恐縮だが、今日はめでたい1日。いとこの結婚式の日、なのである。 父の弟の娘さんだから、従兄妹と書く、いとこ。 早朝、自宅を出発し、私の生まれ故郷である因島へ、向かった。 北条の海岸線を伝い、しまなみ海道を渡り、4つの島をスラロームしながら、AM9:00。 5つめの島で降りると、そこが因島、である。変わらない静けさと潮風の心地よさに包まれる。 少し早い到着となったため、幼い頃自転車で走り回った、島の半周分を回ってみた。 広く感じた通学路や大きく見えた建物も、今は縮んで見え、遠く果てしなく感じた島の外周も、今では狭く小さく感じる。 まるでガリバーのようであるが、それは景色の話。人生もまた、相対の中にこそ存在するのであろう。 さて、結婚式、である。 今日の私たち木村家の主役は、私の従兄妹である、新婦である。 その新婦を送り出す本家に、親族が続々集ってきた。 ほまれ君、久しぶりじゃね。元気にしよって?ありがと、おばちゃんも元気そうで何よりじゃが。 似たように眉毛の濃い一族で、会話の花が咲く。 その後、マイクロバスにて式場へ移動し、チャペルでの荘厳な挙式の後、披露宴に移った。 新郎側から、地元に伝わる伝統芸能による祝いの出し物が次々に披露され、釘づけになるほど目も心も奪われ、感動。 特に、えびすさんのお面をかぶった、めでたいな踊り。見ているだけで幸せになった気分。伝統芸能、バンザイだ。 私もひとこと、お祝いのスピーチを贈らせて頂いた。若いお2人とご両家ご親族に万歳、の気持ちを込めて。 そして、祝福のひとときは過ぎ、滞りなく披露宴は結ばれた。従兄妹の門出に立ち会えたことを、本当に嬉しく思う。 その後。 本家に戻り、今度は男性従兄弟同士での談義となる。久々の対話は終わらず、結局、新婦の弟と深夜まで、となった。 長く、そして、めでたい1日であった。 おじちゃん、おばちゃん、おめでとう!そして、ゆりちゃん、新郎とともに、末永くお幸せに!ね。