夕刻より、愛媛県行政書士会式典に出席。 式典に先立っての協議会が難航したため、約1時間遅れの開催、であった。 これには、国会議員、国・県の各士業関係者など、多くの来賓がおかんむり状態で、私のような端くれにはヒヤヒヤものであった。 主催者である篠森会長のご心痛やいかに、と、察しながら、粛々と会は進行していった。 さて、その行政書士だが。 それは一体どんな仕事だろう、と思う方も多いのではないだろうか。 かくいう私も議員になる以前、行政書士との接点は一度もなく。 行政書士法によれば、官公署に提出する書類その他権利義務、又は事実証明に関する書類を作成することを業とする、とある。 ふーむ。 平たく言うと、行政とのパイプ役、各種法律手続きの専門家といったところか。 懇談の席上、何人かの行政書士からお話を伺えば、同業者の供給過多、建設業界の不振をはじめとする需要減など、業界を取り巻く環境は厳しさを増しているという。 必然的に、ますます競争は過酷なものになるというわけで。語られるその目は、生き残りをかけた勝負師の目であった。 それにしても、私たち議員という仕事の裾野の広さ、あるいは守備範囲の広さ、ということをあらためて思う。 今まで何のご縁もなかった方々と、こうした接点を頂くことで、あらたな世界が見えてくる。 すると、その世界のステークホルダーから見た政治課題が、あらたに浮かび上がり。 結局、エンドレス。 その果てしなさに立ちすくむ思いと、ワクワクする衝動が入り混じった、不思議な気持ちとなる。 まだまだ駆け出しの身であれば、1つ1つ、しかし積極的に、接点を拡げてまいりたい、と思う。 ��写真は、挨拶をされる、塩崎恭久衆議院議員。)