対話の日々は、続く。そして、5月が終わろうとしている。 今月、膝をつき合わせて対話した方々の数は、約200名。先月は、約300名だったか。 このように、連日、多くの方々からお話をお伺いしていると、何だか、政治のリトマス試験紙になったかのように、感じる。 国政動向が庶民に与える影響が、赤色なのか青色なのか。同じ赤色でも、ほんのりピンクなのか、まっ赤っかなのか。 ストレートな皮膚感覚で、感じられるのである。また、たった2ヶ月で、微妙に変化する様子も。 まさに、ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず、である。 さて、今日、夕暮れに包まれながら、お伺いしたのは、久万高原町。 ここは、町ものどかだが、人ものどか。人は土地から切り離せない、といつも思う。 その、のどかで純朴な皆様が、月に1度の党員会にご参集くださった。 人が集まるということを、当たり前と思ってはいけない。議員にさせて頂いた時、心に誓ったことの1つである。 農繁期でお疲れにも関わらず、ようこそおいでくださいました。 御礼を述べながら、有意義なひと時を期した。 党本部作成の政策PRビデオを上映した後、いくつかの政策学習、質疑の順で進めさせて頂いた。 特に質疑では、貴重なご意見を種々承ったが、その中で最も声が多かったのは、次の2点に集約される。 いわゆる、官僚支配の克服と、ムダの排除。 中川秀直氏が言われるところの、ステルス複合体。髙橋洋一氏が言われるところの、霞ヶ関埋蔵金。 庶民には、はっきりと見えている、ということだ。そして、そのご指摘こそ、政治不信の正体であろう。 質疑に寄せられた皆様のご期待は、公明党はこれに取り組め、である。 その通り、なのである。 説明はいらない、結果的に、もいらない。ただただ、公明党がリードして、与党として、 これだけのムダを排除しました、政治主導の構造に転換しました、 という事実を、はっきりと見せてほしい、というお訴えであった。 ずしりと、受けとめさせて頂いたこの思いを、しっかりと国に届けるとともに。 県に置き換えたとき、私自身、もっともっと力をつけなければ、と力が入った。 そして、毎月の党員会によって。 公明党議員として着実に鍛えられゆくことに、ふつふつと、感謝が込み上げてくるのであった。