先週の朗報、を1つ。 松山市在住の廣瀬 悠(ひろせ はるか)さんが、北京パラリンピック柔道男子100㎏級日本代表に、正式決定した。 実に嬉しいニュースであり、心から祝福するとともに、ご健闘をお祈りしたい。 と思うまもなく。 決定通知を受けた松山市では、早速、市役所本館に懸垂幕を掲げ、エールを送られている。 『祝 北京パラリンピック柔道100㎏級代表決定おめでとう がんばれ!廣瀬 悠選手』 この、スピード。中村市政の感度のよさに、深く敬意を表したいのである。 さて、その廣瀬選手。本ブログでもご紹介の通り、彼は視覚に障がいを持つアスリートである。 高校2年のとき、緑内障を患い、以来、右目の左半分と左目のほとんどの視野が失われているのだが、 その言葉にできない挫折を乗り越え、 昨年は、全日本視覚障害者柔道大会男子100キロ級で優勝、世界選手権大会ブラジル2007男子100キロ級で5位入賞。 そして、今回。北京への切符を見事、手にされたのである。 かつて、報道のインタビューで彼は語った。 昔は内気でマイナス志向だった自分が、病気のおかげで、やりたい事に積極的に挑戦していく前向きな生き方になった。 治らない病気にくよくよしても仕方ないので、1回きりの人生を悔いのないように楽しく生きたい。 こんな内容であったと記憶する。 逆境は、人を強くする。そして、そのように彼を支え続けたご両親の偉大を、思う。 彼の活躍は、きっと、障がいを持つすべての人々の希望になるに違いない。 ゆえに政治は、障がい者スポーツのさらなる振興を果たさねばならない。 彼に励まされ、そして教わることは、大きい。 北京パラリンピックの開催は、本年9月6日から。愛媛が元気になる、そんな彼の活躍を心より期待したいと思う。 一番高いところをめざして、がんばれ、廣瀬選手!エイエイオー!