午後は、東京・大阪からの来客対応と部局折衝。夜は、市内2ヶ所の支持者座談会に参加させて頂く。 それぞれ、お久しぶりの、皆様である。また、邂逅を喜んでくださる、有難い皆様である。 そんな皆様の、真心からのご支援によって県政に送り出して頂き、1年が経過した。 心から感謝を申し上げるとともに、この間の自身の取り組みを紹介しながら、 今後とも、どこまでも公明党の議員として戦い、働き抜く決意を披瀝させて頂いた。 暖かで、力強い激励に、あらためて感謝の思いが込み上げてきた。 一方で。草の根の対話においては、当意即妙が試されるものだ。 ある会場で、私が話を始めようとした矢先、後期高齢者医療制度についてご質問を受けることとなった。 当事者世代の、壮年の方であった。 まなじりを決した、激しく厳しい、お叱りを頂いた。 それに呼応するように、居合わせた壮年の方から、お叱りが相次いだ。詳細は割愛させて頂くが、まさに激情による訴えであり、叫びであった。 結局、私には、ひと言の釈明の時間すら与えられなかった。1つ1つの訴えをしっかり受け止め、深々と頭を下げるしかなかった。 それほど、なのである。こうした当事者の叫び、心の痛みがわからずして、何が政治か、と思う。 制度説明より前に、政府も官僚も肝心なことを忘れている、と先日綴ったのは、このことである。 当事者である皆様のご理解と納得を頂かない限り、前に進めない、ということを、私たちは知らなければならない。 どんな制度も法律も、そうした信頼を頂くことが大前提だし、改革であれば、なおさらである。 その上で、対話拒否があったとしても、それでも対話しかないし、庶民の思いを、絶えず察知し施策に反映させ改善を惜しまない、 そうした感性と行動力が、政治に携わる者に、強く求められている。痛感するとともに、まず隗より始めよ、と自らに言い聞かせた。 あらためて。毎日、生きた勉強をさせて頂いていることに感謝したい、と思う。 ��写真は、堂本右美 作「悠々」 at 東京ミッドタウン。)