今日は、年度末。区切りの日、である。 道路特定財源の暫定税率が、今日で切れる。その是非や影響については、この間、何度も綴ってきた通りだ。 悲喜交々の混乱が、次の政局にどのように展開していくか、感情を整理しながら、しっかりと注視してまいりたい。 が、さて。 悲喜交々といえば、この日で退職される皆様である。 午前中から、県庁内のあちこちで、退職される先輩方の送別のセレモニーが続いた。 そして、14:00から県庁正面玄関にて行なわれた、吉野内副知事のお見送りには、私も加わらせて頂いた。 いうまでもなく、副知事は。 加戸県政発足以来の9年間を、教育長、副知事と、知事の重要なパートナーとして、その重責を全うされた方である。 そして、そのお人柄であろう、これでもか、というくらいの職員の皆様が、十重二十重に副知事を取り囲み、尽きぬ拍手を送られていた。 1人ももらすまい、というほどに、あちらに馳せ、こちらに向かい、最後のお別れを行なう副知事を目で追いながら。 縁の下の力持ち、の一言ではとても納まらない、そのご苦労の壮絶に、思いを馳せながら。 私は、ただただ、感謝の気持ちで一杯になった。 その後、恐縮にも、私たち議員の元にもお越しになられ、私も、ありがとうございました、との心からの御礼の言葉と、新たな決意を込めて、がっちりと握手させて頂いた。 その手は、眼差しとともに柔らかく、温かかった。 世の中は出会いと別れ、と人はいう。ならば、1つ1つの出会いに感謝、別れにも感謝、でまいりたい。 さあ、明日からは、新年度。新たな出会いを、1つでも貪欲に広げ、1つ1つ大切にしてまいりたい。 そして、駆け出し2年目を飛躍できるよう、心機一転、スタートさせたい、と思う。 ��先日、伊予市で見つけた海鳥。ひとり、悲喜交々を思うか。)