日経グローカルNo.95にて、おぉー!っと、地元に関する記事を発見。 取り上げられたのは、東温市。サステナブル都市への胎動シリーズの3回目、であった。 家庭の太陽光発電導入を積極支援、廃食用油や木質ペレット利用も推進、 との見出しに、再生エネにかける小都市(愛媛県東温市)、という副題が並ぶ。 ちなみに、サステナブルというのは、持続可能という意味であるが、さて。 地球温暖化は、もはや、世界の共通認識であり、温暖化対策は、世界共通の、喫緊の課題である。 そんな中、ヨーロッパの各都市では、その対策の切り札として、化石燃料に代わる、再生可能エネルギーの導入が、大きな潮流になっているようだ。 そして、日本でも。 豊かな地元の自然資源を活かして再生エネルギーの導入に力を注ぐ動きが出始めたとして、愛知県田原市とともに、わが東温市の取組みが紹介されているのである。 私も、昨年8月、委員会視察で同市を訪れたことがある。 その際、高須賀市長ご本人から、同市の「地域新エネルギービジョン」についてご説明を頂いたのであった。��ご参照URL⇒ http://www.city.toon.ehime.jp/eco/gaiyou-energybision-h17.pdf ) 環境に対する市民の意識の高さと、市長が先頭に立ち強力に推進される、その熱意に感激したことを思い出した。 記事には、2015年度までに化石燃料の消費量を20%削減することを目標に、その代替エネルギーとして、太陽光発電、木質バイオマスエネルギー、��DF(バイオ・ディーゼル燃料)などの導入に取り組む詳細が、書かれていた。 その中で、私が特に注目したのは、同市がロハスタウンをめざしている、ということであった。 それまで知らなかったのだが、東温市は、人口当たり医師数が全国の都市で最多なのである。 そうした医療福祉施設の充実などから、��環境と健康」を前面に打ち出した「ロハスタウン」を、めざすべき都市像に掲げているのだ。 なるほど。等身大の、すばらしいコンセプト、と思う。 そんな同市の人口は34,000人。近年、着実に増えているのである。 県下の各市町が、環境に配慮しながら、独自の顔を創っていく、そんな頼もしい、知恵の開発競争、の一端を垣間見た思いがした。 そして。県もまた、他県との、負けられない競争は始まっているのだ。 実に大きな宿題、を思わずにいられないのであった。