今日は、2月29日。ということは、うるう年、である。 ということは、オリンピックイヤーで、というのは今日の主題とは関係なく。 代表質問2日目の本日は、私にとって3回目にして初の、会派代表質問の日、なのである。 おかげさまで体調も、最悪だけは免れたが、のどだけは、少々芳しからず。 午前の部。 先輩であり1期生の石川県議(社民・護憲連合)も、初の代表質問。緊張をよそに、実にはつらつと、その任をこなされた。 さすが社民の視点、というものを感じさせられた。 そして、午後。ついに私の出番、である。 議長の進行に対して、いきなり、挙手のタイミングを間違え、場内の笑いを誘ってしまったが、結果オーライ。 おかげさまで少しリラックスして、質問に入ることができた。 開口一番を、光陰矢のごとし、の一節で始めさせて頂いた。 議員にさせて頂いて、まさに、あっという間の、約1年。お会いしたたくさんの支持者の皆様の顔が、脳裏をよぎる。 体調に不安を感じながらも、よし、今から皆様の思いを代弁させて頂くぞ、と決意をみなぎらせる。 質問項目は、大きく、8つ。 財政構造改革、消費者問題、障害者支援、救急医療体制整備と、少子化対策、ニート対策、学校地域支援対策、人材育成、について。 井上顧問・笹岡議員に見て頂きながら仕上げた項目を、こうして並べると、やっぱり、公明党らしいと思うし、これがわが会派代表質問なのだ、と思う。 持ち時間の35分。今持てる全力で、お訴えさせて頂いた。 終わってみると、矢のように。初の代表質問は、あっという間に終わった。 体調を含め、自身の拙さに対する凹みを味わいながらも、実に貴重で有難い経験、と思う。 思いがけず応援に駆けつけて頂いた皆様、終了後温かなご激励を頂いた各会派の皆様に、心から感謝を申し上げたい。 1日を終えて、自宅に戻ると。さすがに重圧から解放され、1つ荷が下りた、という確かな安堵感が広がった。
今日は、代表質問初日。 登壇されたのは、篠原実議員(自民党)・土居一豊議員(民主党)であった。 お2人とも、いわずもがなの、大御所、なのである。 私など足元にも及ばぬ者だが、明日は登壇の身とあって。代表質問とはどうあるべきか、五感を超敏感にして、拝聴した。 僭越ながら、1つだけ所感を挙げるなら。篠原議員の存在感、である。 圧倒された。 特に、知事の政治姿勢と西条工水に関する切り口と踏込みは、県議47名中、篠原議員にしかできないものであったろう。 間違いなく、今日のニュースで取り上げられ、明日の地元紙では、ぶち抜き、もしくはコラムでスポットを浴びるだろう。 それくらい、価値ある、質問であった。 どの世界にあっても、例えば、会社にあっても、各人に与えられたミッション、というものがある。 誰もが、その義務における権利を有する。 そういう当たり前を前提として、あっ、今、県政が動いた、と直感的に感じさせられたのである。 反射的に、今、私にできることを考えた。それは、篠原議員とは、正反対のことであろう。 それは、小さなテーマである。しかし、今日明日の、庶民の生活のことである。 私が直接足を運ばせて頂き、お会いし、お聞きし、感じた、あの方、この方の思いを、代弁することであろう。 すばらしい今日の代表質問に学びながら。私は、私のミッションに忠実を果たしたい、と決意を新たにした。 帰宅後は、原稿の最終仕上げと、1人リハーサル。 体調は大丈夫だろうか、と心配がよぎりながらも、原稿読みの心配が勝り、無常にも、夜は翌日へと更けていった。
午前、公明党愛媛県本部・笹岡代表に同行し、愛媛県商工会議所連合会様を訪問した。 お忙しい中を、門田専務理事、森田事務局長にご面談頂く。 ひとしきりご挨拶の後、私たちが取り出したるは、なるほど!中小企業応援ブック。 このたび。 公明党がリードし、与党で実現した税制・融資・保証制度など、最新の、中小企業支援政策をまとめた、ハンドブックである。 おかげさまで、いわばご専門であられる日本商工連盟様を始め、関係諸団体の皆様から高い評価を頂いた、ハンドブックである。 来年度から導入される、“NEW”と“拡充”、が詰まっている。 特に、皆様のインパクトが大きいのは、事業承継税制の抜本的な拡充、である。 これは、中小企業の後継者が相続する自社株式の軽減措置だが、今回、その相続税が、10%減額から、80% 納税猶予となるのである。 現状は、資産売却が必要なくらい高い相続税により、中小企業4社に1社しか後継者がいないという状況なのだが、 今回の拡充により、見通しでは、今後10年間で数万社の事業承継がサポートできることになる、という。 より安心して、若い世代へのバトンタッチが進むであろうし、若い世代もまた、さらにやりがいを持ってイノベーションを進めていくだろう。 そうした、ためになる情報を、いち早く、より広く、中小企業の皆様にお届けしてまいりたい。 日本の企業の9割以上を占める、中小企業の皆様である。原油価格高騰など、厳しい経営環境が続く、皆様である。 面談を通して。 その中小企業の皆様が、少しでも経営改善が進み、また、元気になれるよう、しっかり取組んでまいりたい、と強く思う1日となった。
昨晩から、体調芳しからず。 というか、はっきりと風邪の予感がして、朝、いつもの、近所の病院で診察してもらった。 先生いわく。ちょっと、これ、インフルエンザの兆候が出てますね。 アカン、まずい。先生、ちょっと、それ、なんとかなりませんか。 と、とっさに思いながらも、せいいっぱい顔に隠し、私、3日後に代表質問を控えているので、とも言えず。 それで、先生。インフルエンザって、やっぱり高熱出るんですよね。 えぇ、一気に。一気に、なんて言ってほしくも、なってほしくもないのである。 それで、先生。あさってまでに何とか治したいのですが。 これには、先生も苦笑いしかないのであって。そうですね、と言って、すこぶる痛い筋肉注射と、点滴を打たれたのである。 わかりました、と言われなかったところが、少し引っかかりつつ。 それにしても、久しぶりに顔をゆがめたのは、筋肉注射の痛さ。 痛いのは15分程、と看護師の方に言われたのだが、まさにドンピシャ15分。本当に、シャレにならない痛さに、参りました、となる。 で、たくさんの薬を持ち帰ることとなり、帰宅後、1つ1つ手に取り確かめると、おー、これが、と見入ってしまった。 そう、タミフル、である。 インフルエンザ発症後、48時間以内に服用すると効果があるといわれ、一方で、副作用の恐れから、原則10代の服用は禁止となった、あの薬である。 わが県でも数億円かけて、万一のため備蓄している、あれがコレなんだ、と慎重に口に運んで、一気に飲み込んだ。 それから、県民相談対応の後、夕方ではあったが大事をとらせて頂いた。やがてウトウトしながら、薬が効いたか、まもなく深い眠り、となった。 この日、夢で見たものは、3日後、無事、登壇している自身の姿であった。正夢、であってほしい。 ��写真は、抗インフルエンザウィルス剤・タミフル。)
夜、松山市内で開催された、愛媛県「三浦保」愛基金創設記念祝賀会に出席させて頂いた。 故・三浦保氏といえば、あの、三浦工業㈱の創始者であられる。同社は、小型貫流式蒸気ボイラで国内トップの、東証一部上場企業。 といってピンと来ない方も、“オイラはボイラ、ミウラのボイラ”で始まる、島田紳助さんのTVコマーシャルは、“知っている”、であろう。 世界の、ミウラ、である。 その創始者である三浦保氏について、私などが解説するのもおこがましいけれど。郷土を愛し、人を愛し、故郷の未来を愛した、偉大な方であられた。 その故人のご遺志により、昨年12月。 三浦保氏の資産管理会社、㈱ミウラの代表取締役会長であり、奥様であられる三浦昭子様から、三浦工業㈱100万株が、わが愛媛県に寄贈されたのである。 そのご寄付を原資として、県民生活の向上に寄与する施策推進のため創設されたのが、同基金なのだ。 それは、時価に直すと、約25億円。 大きな経済変動さえなければ、わが県に毎年、約5,000万円もの果実をもたらせてくれるのである。 加戸知事は謝辞の中で、財政難の中、涙が出るほど嬉しい、と言われた。横田議長は、奥様のご英断に心から感謝、と述べられた。 私は。 死せる孔明、生ける仲達を走らす、ではないが、逝いてなお、郷土を守り支えん、とされるその思いに、心が、涙でいっぱいになったのである。 同基金は、一定の原資を積み立てながら、配当果実を運用する形で、環境保全活動や福祉事業に活用していく予定だ。 今議会でも、それが県民のためになるよう、詳細審議を行なう予定だが、間違いなく、相当数の団体・活動の励みとなり、故人のご遺志に叶うものと、信じてやまない。 三浦保氏の、生前の信条は、「愛は愛を生み、信は信を生む」、であったそうだ。 ならば、目の前のお1人に対して、愛はあるか、信はあるか。郷土の偉人に学び、常に、自身に問う日々でありたい、と思う。 祝賀会にて、素晴らしい生き様を刻ませて頂き、心から感謝したい。