お正月モードから一転。朝から出力全開、な1日。 ご訪問先の各企業様、支持者の皆様、そして県民相談に対応頂いた理事者各位に、心より感謝申し上げたい。 さて。 最近、注目している連載記事がある。読売新聞の「貧困/足もとで」というタイトルシリーズの、今日は第6回。 引きこもりの深刻な実態を浮き彫りにした、そのルポの見出しは“残り時間”であった。 ドキッと一読して、ズキリ、深く心を痛めた。KHJ愛媛こまどりの会の皆様方の言う通りだ、と。 私は、この、いわゆる社会的引きこもりについて、当事者家族の苦悩の打開をテーマに、昨年6月と9月の2回にわたり本会議で、また委員会でも、質問し続けた。 同時に、事の重大さは、県単レベルではないとの認識から、国会のほうでも、山本ひろし参院議員にご協力を頂き、厚労委員会にて同問題を取り上げて頂いた。 しかし、まだまだ解決へのスタートラインに立ったばかり、というのが実際のところであろう。先月の、KHJ愛媛こまどりの会の皆様との会合で、私はギリギリと、忸怩たる思いに苛まれた。 同記事は。残り時間のカウントダウンという表現で、今、私たちが何をなすべきかを問いかける。 それによると。 働きも、学びも、職業訓練もしない全国のニートは60万人あまりと推計され(総務省調べ)、その半数近くに、引きこもり経験がみられるそうだ(厚労省調べ)。 が、全国引きこもりKHJ親の会の調査で判明した現実は、引きこもり当事者を支える親の平均年齢が、父親62歳、母親58歳、という更なる深刻を示していた。 支える側が、確実に高齢者化しているのだ。そして、04年の悲劇について、と記事は続ける。 それは、支える両親自体が高齢化・老老介護化した結果、生活が困窮化し、ついには引きこもりの男性が両親を殺害した、という事件であった。 過去の話にしてはならないし、決して過去の話ではない。 ある支援スタッフは、「親が死んだらカウントダウンが始まる」と危機感を募らせ、ある関係者は、「働けない人には、生活を保障する道の模索を」と国の対策転換を迫り、 このままだと、「家族の支えで持ちこたえている潜在的貧困層が、社会にあふれ出す」恐れがあり、「引きこもりだけではない、180万人超といわれるフリーターの深刻」をも、指摘する。 まさに、社会問題であり、時代の後継者問題、である。今の自身の非力を嘆く前に、今こそ、先日綴ったGEイメルト会長の言葉を想起したい。 「私は、GEのCEOとして、並々ならぬ大きな情熱、エネルギーを持ち、新しいアイデアを学ばなければなりません。 こうした湯気が出るようなエネルギーがなくなれば、私は本当に辞めるべきです。昨日起きたことではなく、明日何を起こすのかを日々考えて実行する必要があります。」 想起するとともに。湯気が出るような並々ならぬ情熱、でしっかり取り組まねば、と思う。 ��写真は、久万高原町の今日の、何という空)