午前、党務の打ち合わせ。 先輩の一挙手一投足をつぶさに注視し、頭の中をグルグルと、思考を巡らせる。そして、1つ1つの知見を、脳内に叩き込み、境涯という胃袋に詰め込む。 それが、新人議員としての、今の私に必要な訓練だ。議員としての一人前を、焦ることなく、遅れることなく、急がねば、と思う。 お昼過ぎに、打ち合わせを終え、議会控室にて公務少々。夜は、市内4ヶ所、支持者の座談会会場を回らせて頂く。日頃のご無沙汰をかたじけなく謝しながら、御礼と決意をお伝えさせて頂いた。 いずことも、そこには輝ける庶民の皆様が、いた。そうした庶民にこそ、政治は光を当てなければならないし、私の使命もそこにある。 折に触れ、縁に触れ、初心と原点に立たせてくれる皆様に、心から感謝したい。 さて。 そんな中で、あるご婦人からアドバイスを頂いた。これは小さなこと、と気遣ってくださったが、私にとっては大きな気づきであった。 四方八方・目配り・気配り・油断なし。民間勤務時代、広告業界で働く者のスタンスとして、繰り返し叩き込まれた鉄則である。 その姿勢は、サービス業の原点ともいえる。行政も議員も、その仕事の本質は、サービス業でなければならない。 けれでも、今日の私の反省は、配慮の足りなさ、であった。事前準備のプロセスに、甘さがあったのである。 これで、よし、と、途中で思ってしまった自分がいた。右から左へ、と、知らず油断をしてしまった自分がいた。 ちょっと待て、モレはないか、ヌケはないか、本当に大丈夫か、という、想像力と敏感力を欠いてしまった。 お気を悪くさせてしまったことを申し訳なく思うとともに、ご婦人の貴重なご指摘に感謝したい。 さあ、今日からまた。四方八方・目配り・気配り・油断なし。 終わりのない、自身との戦いに再び、挑戦だ。 ��写真の、県庁本館エレベータ階数表示は、右から左)