今日から、本会議の一般質問が始まる。 登壇者は、奇しくも東予選出議員が揃った。渡部氏(自民)・菅氏(民主)・石川氏(社民護憲)・鈴木氏(自民)の4名である。 菅議員の再質問の場面では、議事堂内が一瞬騒然となった。が、私にとっては勉強にもなった。議会のルール、論戦のルールを、今のうちにしっかりと、身につけてまいりたい、と思う。 さて、本会議を終えて、夜は久万高原町の支持者のもとへ駆けつけた。さすがにこの時期の久万は、寒い。痛いくらいに、寒さが肌を突き刺す。 そんな中、ほっぺを真っ赤にしてお集まり頂いた皆さんと、私たちの生活を取り巻く、最近の国政の動きについての学習を行った。 いくつかのテーマの中、高齢化が深刻な課題である同町だけに、最も関心が高かったのが、来年4月からスタートする高齢者医療制度の中身について、であった。 もっというと、どれくらい負担増になるのか、が関心の全てといっても過言ではなかろう。そして、それが、庶民の正直な気持ちなのだ。 寄り添う思いで、私は。 複雑な制度説明の前に、まず、各紙既報の通り、負担増を限りなく凍結・減免させたのは、公明党の成果であることを、強くお訴えした。 確かに、少子高齢化の急速な進展により、従来の社会構造が根本的に変化していく中で、増え続ける社会保障費と、現役世代の負担の限界を考えると、高齢者の方々にも一定のご負担を願わざるを得ないのが、現実ではある。 が、決して、一律負担、ということにしてはいけない。 住むところがない、健康でない、年金がない、貯金がない、縁故者がいない、そういった弱者を、政治は、何としても守らなければならないし、高齢者の多様な実情に見合った負担でなければ、ご納得頂けようもないからだ。 弱者を守るのが公明党であるならば、若者こそ弱者、という視点も必要だし、65歳という年齢を含めた高齢者の定義も、もう一度見つめ直す必要がありそうだ。 凍結・減免措置が終わるまでに、そういった根本的なところから納得のいく制度設計を、与党プロジェクトチームの中で、何としても私たち公明党がリードし創り上げていきたいし、 必ず、私たちが声を上げた分だけ、集めた分だけ、その力になる、ということを、熱くお訴えした。 その上で、さて、複雑なこの制度をどのように説明しようかと思案した結果、お一人お一人の状況を伺い、それに当てはめた見通しとしてお話しさせて頂くことにした。 なるほど、新たな負担を9割減免、といってもピンとこないものが、月額数百円になりそう、となると、いささかの安堵とともに、今回の減免はやっぱり助かる、とのご感想を頂き、こちらがホッとしたりもした。 いずれにしても。 少子高齢社会という、この政治的難局を乗り切るための必要不可欠は、希望であろう。そして、それは、どこまでも弱者の側に立つという信念によってのみ、可能となるのだ。 皆様と、和やかに、真剣に、語り合いながら。そこを大事にしなければいけないよ、とまた1つ教えて頂いた。 ��写真は、議事堂から見た秋の空)