終日、どんよりと半べそをかいたような曇り空。午後、中村町議とともに砥部町を訪れた。 以前、地域住民の方々から頂いた相談事項に対する措置が決まり、そのご報告にお伺いさせて頂いたのだが、その生活不安の解消を大いにお喜び頂いた。 本当に、何より、だ。 この短期日の間に、当局との対話と手続きを重ね、それぞれの思いを交わす中で、行政との心の距離もグッと縮まった皆様のご様子に、思わず安堵と感動を覚えた。 つくづく、対話は解決の母、と思いながら、夜は、昨日に続き、久万高原町を訪れた。 ある自営業者の方との対話では、主力産業である林業・建設業の窮状に対して、止め処なく、やり場のない、怒りとご指摘を承った。 裏返せば、それほど政治の力を頼りにされていることの証左である。しっかりと受け止め、期待にお応えしなければ、と神妙に決意する。 その後、月に1度開催される地元の党員会会場に移動し、遠路からのご参集に頭が下がる思いで、皆様をお迎えさせて頂いた。 今日は、久万高原町消防署救急救命士の片岡氏を講師にお迎えし、心肺蘇生法とAEDの講習を受けた。 講師の、身振り手振りを含めた非常に巧みでわかりやすいレクチャに、なるほどの連続、連発。本当に為になったひと時であった。 考えてみると、いざという、その時は、ある日突然やってくるものだ。1分1秒を争う、そのいざという時、的確に処置ができるかどうか。 1回講習を受けただけでは万全とはいえないし、その時、動転と動揺が先に立つこともわかる。が、知らないと知っているでは、救命率に決定的な差が生まれることを理解した。 救急場面において、かけがいのない命は、まさに、0か1か、なのだ。 ��EDの設置の広がりとともに、いざという時に備えある地域社会にしていくこと。貴重な講習を受けながら、また1つ、宿題を頂いた気がした。 講習の後は、過疎をテーマに簡単なアンケートを行い、生活上の諸問題を伺った。予想通り、あれもこれも、である。 折りしも、公明党は先頃、地域活性化対策本部を立ち上げたところであり、それは、こうした全国の過疎地域の実情に基づく赤裸々な声を集約し、有効な政策提案を行うためである。 そして、一刻も早い対策を実現、つまり、来年度予算に反映させるべく、今、急ピッチで作業を進めている。 国との更なる連携により、切実なる皆様のご要望に何としてもお応えしてまいりたい、と思うとともに。地方の自立という観点から、県独自の政策実現に取り組む必要性を痛烈に感じ、そして、決意した。 ��写真は、心肺蘇生法・AED講習の風景)