政治の世界にいると。 どうも、頑迷というか、痛いというか、何というか。思わずため息が出そうな場面に出くわすことがある。 その時は、にっこりと、笑顔で受け入れるしかない。ともかく、そういうことがあった1日。 さて。今日行われた、ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ。 チャンピオンの内藤大助選手が、あの亀田大毅選手に大差の判定勝ちをおさめ、見事初防衛を果たした。 日本のジム所属選手の、最年長記録でもある。 興行、つまりビジネスであるわけだから、事前の話題作りから両者のキャラクター演出など、その計算は緻密だ。 感心しながら、私も、今日の試合を楽しみにしていた。 はたして。 キャリアの違いが歴然の試合結果であった。若さとはいえ、亀田選手の、あのあるまじき無謀は、残念だった。 明日以降、どのメディアも似たような論調で、亀田選手の無謀を批判するだろうが、若く豊かな才能に対し、ゆめ、切腹云々などの過激バッシングに走らないでほしい、と思う。 一方の内藤選手。苦労の末、頂点を極めた男の、その一連の言動と実力には、本当に感服する。素晴らしい、の一言に尽きる。 両者のファイトを観ながら、これからさらに精進して、新たな感動を見せて欲しい、と思う。とともに、自分のファイトについて考えた。 政治の頑迷との戦いは、若さが出ると負けるよ。タイムリーにも、亀田選手に教えてもらったような気がする。 ��写真は、本文とは無関係、の堀端に沈む夕日のシルエット)