10:00より、常任委員会が開催される。昨日に引き続き、活発な質疑となった。 私の質問は、非常にかいつまんでいうと、以下の3点である。 小児救急医療電話相談事業については、取り巻く諸般の状況の中では有用な取り組みと評価するが、電話アドバイスの結果、相談側に万一があった場合、責任の所在はどこに帰すのか、そして、どのように対応するつもりか。 総合保健福祉センターについては、ソフト面における機能充実の検討の中に、ぜひスタッフ派遣機能を加えて欲しい。 市立宇和島病院について、共同監査の現状と見通しがわかれば示してほしい。と、いう内容であった。 それぞれに答弁があり、私を含む6名の議員が、それぞれに質問を行うわけで、かくして、時間はあっという間に経過するのである。 ふと。理事者、つまり県職員の気持ちを推量してみた。 通常、委員会には20~30人の部局関係者が出席されるのであるが、それぞれの手元には分厚いファイルが準備されており、 各委員、つまり、議員のどんな質問にも答えられるように、神経を研ぎ澄まして、心の準備を行っているのである。 質問のたびに、サクっと情報を引き出してくるのは、いつも見事と思うが、今日は、ある委員の質問に、一瞬、理事者が答弁に窮するという場面があった。 私にとって初めて見る光景だったが、そこは部長が引き取り、無難に答弁をまとめられたのは、誠に見事であった。 話を元に戻すと、理事者の気持ちである。 議員にとって、議会はまさしく、論戦、つまり、戦いの場なのであるが、理事者にとっても又、ここは戦場なのだ、いや、この委員会こそ主戦場なのだな、そうに違いない、ということを感じたのである。 すべては県民のために、という目的をきちんと共有して、議員も、理事者も。いい意味での緊張感を保ちながら、質の高い論戦を取り組まねばならない。 そして、私も、そうした論戦の力を身につけねばならない、訪問先の窓から見える松山城を見ながら、ふと我に返り、思った。