代表質問、2日目。今日の登壇は、社民・護憲連合の野口議員と、わが笹岡議員。 野口議員の質問の中で、特に耳目を集めたのは、「県警職員の配置換え等に係る損害賠償請求事件の控訴」についてである。 こちらは、本会議終了後の警察経済委員会に付託され、そこでの審議・採択・一任、という運びとなった。 一方、笹岡議員の方では、「松山盲学校の、松山聾学校への移転統合」に関する質問を行い、多数の傍聴人が詰めかける中、その方々の思いを力強く代弁された。 詳細は、明日の地元紙及び後日のHP会議録等に譲るとして。 民主主義は、多様な意見を許容する。 それは、理性的対話を前提として、最終的に多数決による意思決定を行う、政治運営システムである。 であれば、個々の質問事項には、必ず、賛成と反対の立場があり、それぞれの主張根拠というものが、必ず存在する。 今日の場合は、その当たり前の現実と、そこで下さねばならない政治判断の厳しさ、ということを痛切に感じさせられた。 と、ともに。 アカウンタビリティ、いわゆる、説明責任というものの重要性が、いや増す今日。そして、とっくの昔に、情報がフラット化し、ボーダレス化してしまった、今。 政治の信頼を取り戻すためのキーワードは、オープン、であろう。もちろん、全部が全部を情報公開、などの極論は言わない。 が、少なくとも5W1Hあるいは2H、くらいのプロセスが見えないと、主権者たる、国民であり、県民であり、市民・町民である方々の理解と信頼と安心を得ることは難しいであろう。 政治の流れにおいて、はっきりと、今までとは違う場所に、我々はいる、ということに気づかねばならないのだ。 人の前灯せば、わが前明らかなり、とは先哲の言。 結局のところ、政治は主権者をどこまで信頼することができるか。そこが問われている、気がする。 1つ1つの意思決定に、説明責任を果たしながら。 県政がより開かれ、さらに信頼されるものとなるよう、微力ではあるが、精いっぱい貢献してまいりたい、と思う。