相変わらずの暑さの中にも、秋の到来を予感させる風を感じた1日。 松前町議選の選挙期間も、今日が最終日。告示から、あっという間の5日間であった。 ふと、時間の相対性、そんなことを考えた。 5日間という長さは、或いは、昆虫からすれば、一生に匹敵するかもしれないし、星からすれば、瞬間にも満たない一瞬であろう。 相対の中に、森羅万象があるのだ。 そう思ったときに、ある詩の一節が浮かんだ。サミュエル・ウルマンの、「青春」という詩である。 ひまわりのようなその詩は、あまりにも有名な、次のフレーズで始まる。「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。」 なんと希望に満ちた、青春の定義であろう。そして、 「人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる、人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる、希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。」 心の様相の本質を、見事に言いあて謳い上げる彼の情熱に、いつも私の心は、むんずと、鷲づかみにされるのである。いつ読んでも、何回読んでも、心に響くのである。 時間の相対という中で、おそらく、あっという間の人生に。心に、そして今日の1日に、信念と自信と希望を失うまい。 ひまわりの町で、ヘトヘトになりながら、ひとり頷いた。