終日、党務に追われる。1日が、あっという間だ。 その上、多忙にかまけてか、暑さに茹だれてか、最近は、読書も思索も十分にできていない状況である。 頭と心に、充電が必要だ。 ということで、書店に立ち寄り、何冊かチョイス。思わず手に取ったのは、「14歳からの政治2」という本。 例えば、14歳の中学生が、石破茂衆議院議員に、日本の平和は大丈夫ですか?などと、大真面目にインタビューするのである。 著名な政治家の面々が、果たして、中学生の腑に落ちる説明ができるのだろうか、という興味とともに、ドキッとするくらい、こういうアプローチは、あり、だと思った。 考えてみると、政治は決して有権者だけの、大人たちだけのものではない。 にも関わらず、結果的に、私たち大人だけのものにしてはいまいか。政治家も官僚も、その対話対象として、無意識に子どもたちをオミットしていまいか。と、思わず、ハッとしてしまった。 買ったあとは、じっくり、読むとして。 難しいことほど、つまり政治も、子どもにもわかるように、という雅量が必要だと思う。雅量といい道理というのは、子どもにもわかるものだからである。 そして、子どもたちは、本能的にウソを見抜く天才なのである。その子どもたちの腑に落とすためには、政治はウソをつけないのである。 1冊の本のタイトルへの直感が長くなったが。放電ばかりで干からびないよう、忙中の充電を早速明日から、と思う。