台風接近。 大型で非常に強い台風第4号が、明日にも四国に上陸しそうだ。弊ブログをご覧の皆様も、くれぐれも細心のご注意をお願いしたい。大事のなからんことを心から祈りつつ。 さて、最近、心にピクンときたのが、渡邉美樹さんの「もう国には頼らない。」という本。非常にセンセーショナルなタイトルではある。 渡邉氏は、小説青年社長のモデル、ワタミCEO、教育再生会議委員等、そして、夢に日付を!との独自の人生哲学などで、あまりにも有名だ。 フードサービス業を皮切りに事業を立ち上げ、今、手がけているのは、「教育」、「医療」、「福祉・介護」、「農業」、「環境」のジャンルである。いずれの事業も、ビジネスとして見事に成功させているのである。 待てよ、と。 教育問題、医療問題・・・と、これらのジャンルの後ろには、すべて問題がつく。そして、概ね「官」主体であり、かつ深刻な危機が懸念される産業である。 これは、現在の行政課題そのものではないか、という意味で、心にピクンときたのだ。 一気に読了の感想は、氏の趣旨に大いに賛同、である。僭越ながら、私がめざす、生活者満足度日本一の愛媛というゴールイメージは、彼が凄まじい逆風に立ち向かい、現在地にたどり着いたと同じ種類のものといえそうだ。 氏が主張する上記ジャンル再生のキーワードは、「顧客」と「競争」と「マネジメント」。いずれも、全く行政には似つかわしくないイメージワードではある。が、それはイメージの問題である。 それらのワードが意味する本質を理解すると、誰もが頷ける、普通の話だと思う。愛媛が抱える課題解決への、ヒントとイマジネーションを多分に与えるものであり、特に関係各位には、ぜひご一読をお奨めしたい。 氏の経営哲学に当てはめれば、愛媛のスローガン仮説は、全国で一番たくさんのありがとうを集める愛媛県になろう、となる。 ググッとくるのである。愛と心のネットワーク、或いは、輝くふるさと愛媛づくり、に通じるのである。 私もまた、どこまでも県民・庶民の皆様のために働く自分になろう、との決意が深まり、眼を開かされた1冊となった。 PS.弊ブログをご覧の皆様に参院選期間中は、念のため選挙関連テーマを自粛させて頂きますことをご了承ください。大勝利に向けて、最後まで断固戦い抜いてまいります!