午前、「KHJ愛媛県こまどりの会」様の定例会に参加させて頂く。 同会は本年2月に立ち上がったばかりの、「社会的ひきこもり」の子息を持たれる親御様のネットワーク組織である。 ちょうど立ち上がったその時期に、私はあるご婦人のご訪問を受け、その知られざるお苦しみのご心情の投げかけを頂いた。その出会いが、この問題の壮絶なる深刻を知るきっかけとなったのである。 以来、ご家族からのヒアリングを重ね、できる限りの書物に目を通し、情報を収集。そして、現時点での私の結論。この問題は、個人で解決できる領域をはるかに超えた、明らかな「社会問題」だ。全国に急増する「社会現象」といってよい。 なかなか光の当たりにくい弱者の方々に光を当て、そのお気持ちに寄り添って、行政としてなすべき現実対応を行い、一つ一つ、生活課題の解決を図っていく。その結果として、県下に、生活者満足度の総和が高まっていく。それが、議員としての私の初心であり、めざすべき目標である。 定例会では、涙ながらの、ご家族の切実なご心情を、あらためてしっかりと受け止めさせて頂いた。何としても、解決に向けた一歩前進のお力に、と、強く心に刻ませて頂いた。先の初心に立ち、初めての議会質問で、早速取り上げさせていただく所存だ。 入梅し、じめじめした日々が続く。かといって、水不足を解消するような雨にも恵まれず。 中途半端な天候にも似て、この「社会的ひきこもり」問題は、我々の前にどんよりと横たわる。それでも季節はやがて夏になるが、苦しみのご家族と当事者に、やがて、は無慈悲だ。 こうした方々が一刻も早く、もとの笑顔を取り戻せるよう、そして、心に太陽が昇り、さわやかな気持ちが晴れわたる日をめざし、連携の和を広げながら、全力で働いてまいりたいと思う。