19:00。昨日に続き、参院選比例区予定候補の山本ひろしキックオフミーティング、 「公明党時局講演会」に出席。開催地は“しまなみ”今治だ。私の故郷である。懐かしく、ありがたく。照れくさく、愛しい今治。ペダルを踏んで家路を急ぐ、母校・今治西高の後輩たちが煌めいて見える。 煌めくといえば、高校の頃、水路を流れる水は、赤・青・緑、色とりどりだった。これは、タオルが最盛期だったことの意味。今、この町はタオル全盛の面影も薄い。世界の工場である「中国」にとって代わられてしまったのだ。これに対して、様々なトライが続く中、特に「今治タオルプロジェクト」なるアプローチには大いに期待したいところだ。その上で、違った視点での課題の切り口の必要性も痛感する。 以前、タオル美術館にてタオル生地の“鑑賞用アート作品”を見たことがある。その風合いが醸し出すインプレッションに感激した。マーケティングで捉えると、これは小さな芽。ふりかえって私は、過去1年間、タオルにいくら使っただろう?1万円も使ってはいないが、仮に1万円と仮定する。もし、私の大好きなアーティストの“鑑賞用アート作品”があれば、3万円でも買うかもしれない。すると、私1個に対するその会社の売上は3倍以上になる。 例えば、こういった大胆な仮説をいくつも検証していく中で、仮に実用以外のタオルの“新たな”価値を生み出すことができれば、そこに市場が生まれるし、あるいは世界に拓けるかもしれない。 新たな顧客をつくること、市場をつくることだ。それは、全国どこでも、どんなビジネスにもあてはまる。わが愛媛の将来にとってもだ。(写真は時局講演会でのご挨拶)