昨日に続いて、 本日は新居浜市からスタート。 最初に、 県立新居浜特別支援学校を視察し、 印南校長、西原特別支援教育課長から 話を伺いました。 同校は2011年、 今治特別支援学校分校から独立し、開校。 児童生徒の増加に伴い 教室不足が生じたため、 昨年3月に校舎を新築。 同年4月から、 キャリア教育の取組みとして 高等部に産業科を配置するとともに、 来年4月には 肢体不自由児を対象とする分校の開設が 予定されているとのこと。 東予東部地域における 障がい児教育のセンター校として、 地域の期待も ますます大きなものとなっています。 特に、 小中高一貫で、 1人1人の発達段階とニーズに応じながら取り組まれる 同校のキャリア教育の熱心さには 目を瞠るものがありました。 高等部では、校内学習だけでなく、 地域の事業所等で現場実習を重ねることで、 卒業後の就労、社会での自立に必要な 知識・技能・態度をより深く学ぶことができます。 学校関係者のそうした努力により 就職率は年々向上し、 昨年度は30%を超えています。 業種別では農業関係の他、近年では、 介護やクリーニングなど サービス業への就職が増えてきているとのことでした。 子供たちの将来における自立は 保護者の皆様にとって、共通にして最大の願い。 さらなる同校の教育成果に期待を寄せたいと思います。 その後、西条市大保木の峰地区に移動し、 2011年の台風により発生した 地すべり危険箇所に対し手当を行った 緊急対策工事の状況を視察しました。 地すべり危険箇所は、 被害想定面積が5ha(市街化区域等では2ha)以上 で指定され、 中山間地の多い本県では、 全県で約500箇所存在します。 ゲリラ豪雨などの異常気象や 南海トラフ地震が懸念される昨今。 国や自治体と連携し、 できるだけ早期の対策実現をめざし 取り組んでまいりたいと思います。