本日は、東北電力・女川原子力発電所を視察。 早朝、南三陸町を出発し、 バスで海岸伝いに北上すること2時間弱。 近づくにつれ道路は険しく、 景色も凄惨なものへと変化していきます。 女川原発では、南相馬市ご出身の渡部所長から、 震災被害状況と緊急安全対策等の対応について お話を伺いました。 同発電所の1号機と3号機が通常運転中に、 ��号機が原子炉起動中に震災が発生したが、 すべての原子炉が自動停止し津波の直撃も免れ、 大規模事故に至らずに済む一連の経過説明の後、 震災後の対応と現在推進中の安全対策について、 現場を移動しながら詳しくご説明を頂きました。 有事の際は平時のつもりで、 平時の際は有事のつもりで! という理念を持ち場ごとに徹底してこられたこと。 新たな知見が出る毎に、 例えば敷地の高さを14.8mに引き上げたり、 法面に防護の補強を施したりといった、 あと一歩の努力を尽くしてこられたこと等のほか、 積極的な情報公開により住民不安の解消に努める 企業としての真摯さが伝わってまいりました。 あと一歩の努力と、真摯な対話。 政治こそ、その1点を絶対に忘れてはならない、 との自戒とともに、 決意を新たにさせられる最終日の視察となりました。 ��日間、訪問先で頂いた分厚い資料を頭に、 かけがえのない現場体験を心に刻みながら、 全力で、 本県の防災力強化に努めてまいりたいと思います。 末尾ながら、 視察にあたりお世話を頂きました関係各位に 心より感謝を申し上げます。