愛媛県被災地支援本部の本日の支援状況、知事メッセージ、 公明党に寄せられた皆様からのご要望事項と対応について、 以下にご報告いたします。 ■3/20知事メッセージ 3月17日に東日本大震災に関するメッセージを掲載させていただきましたが、その後 の動きや情報に関して追加でお知らせいたします。 物資提供につきましては、被災地の意向確認と輸送手段の確保を進めながら、第一段階 で県・市・町の備蓄物資、第二段階で民間企業の提供物資を取りまとめてまいりました。 時間の経過とともに、徐々にではありますが現地の受け入れ態勢も進み始めましたので、 ��月19日より県民の皆さんに対して物資提供の呼び掛けをスタートさせていただきまし た。愛媛県では県内全自治体と協力体制を構築、それぞれの市・町に窓口を設けていただ いております。 全国知事会において各県ごとに地域割りされ、愛媛県は「宮城県」への物資提供を担当 します。同県の要望を直接確認したうえで、「13品目」の物資を抽出させていただきました。 なお、お手数をお掛けしますが、被災地での混乱を招かないよう、可能であるならば同一 品目を箱詰したうえでご提供くだされば幸いです。 県民の皆さんからそれぞれの地域にお届けいただいた物資は、愛媛県が一旦収集して順 次現地に送る体制をとらせていただきます。皆さんの温かいご協力を、心よりお願い申し 上げます。 次に原子力発電所関連についてお知らせします。 震災発生直後に、私から四国電力社長に対し、国の基準を上回る追加安全策の速やかな 検討を要請いたしました。それを受けて3月18日に同社より、伊方原子力発電所に新た に「移動式発電機車」を導入する方針を決定したとの連絡がありましたので、ご報告させ ていただきます。なお、導入時期は現段階では未定です。 前回のメッセージで、福島第一原子力発電所の岩盤における地震動データの必要性を指 摘させていただきました。あくまでも新聞報道ですので確定数値ではありませんが、観測 された揺れは、データの残っていた6号機で最大「431ガル」(原子炉建屋の基盤部分) であったことが判明したとのことです。 ��号機と4号機は作業員が計器を見て報告しており、こちらの最大数値は3号機で「5 ��7ガル」とのことです。1・2・5号機につきましては、現段階では不明です。なお、 伊方原子力発電所における基準地震動は、前回お知らせしたとおり、基礎岩盤で「570 ガル」です。 福島第一原子力発電所で運転中だった原子炉は、震災発生直後に自動停止しておりまし たので、事故拡大の最大要因は津波による浸水被害と推測されます。伊方原子力発電所の 津波に関する情報は、前回メッセージをご参考願えれば幸いです。 以上、取り急ぎご報告まで。 平成23年3月20日 愛媛県知事 中村 時広 ■愛媛県被災地支援本部3/20支援状況について ■公明党に寄せられたご要望事項と対応について ��なお、新たなご要望がございましたら、是非、 HP内の「あなたの声を公明党に」へお寄せください。 引き続き、 被災地・被災者支援に全力を挙げてまいります。