終日、県民相談。 少し大げさだし、あらためてだけれど。 地方自治のあり方について早急な見直しが必要、ということを痛感させられた。 換言すると、 地方主権や道州制といった国と自治体のあり方について、それぞれのミッションをどのように整理し分担するのか、 それへの合意が最初の一歩でなければならない、と思うし、そこが明確になれば自ずと、 権限も財源も人員も、また各級議員定数に至るまで、より合理的な見直しにつながると思うから、だ。 何気ない1本の標識から見える、国のカタチ。 生活者の腑に落ちるカタチをめざして、自身の立場からアクションを起こしてまいりたい。
午前、党務。午後、県民相談にて久万高原町へ。 お声をかけてくださったその思いに、最善を尽くしてまいりたい。 ★研修レポート① 5/13パネルディスカッション「政権交代で日本の政治はどう変わるか(趣旨)」 ��山口二郎北海道大学教授)「政治は可能性の芸術、を示せた点は評価したいが、ミッションについて合意のない現政権は語るに落ちる。あるいは政党がミッションを失った時代とも思えるが、だから将来に希望が持てないとの理由にしたくはない。希望を持つか持たないかは、私たちが決めることだから。」 ��片山善博地方自治経営学会会長)「首長を務めるにあたり、2期8年で潮時、と引退した。 1個の人間が能力と意欲を発揮できるに十分なスパンだし、 『権力は腐敗する。絶対的権力は、絶対的に腐敗する。』とのアクトン卿の指摘は、腐敗を惰性や正当化や既得化に置き換えれば、政治家には普遍的に必要な自戒と思う。」 いずれも趣旨だが、特に印象に残ったのが先のお二方だ。 政党ミッションの喪失という指摘は、おそらく、多くの有権者にとって共感できるものであろう。 裏返せば、 かつての尺度では括れないほど、細分化し或いは類似化し、又は常に変化する国民のニーズに政治や政党が追いついていないとも、 そもそも、信なくば立たずというように、政治不信の極まりがゆえに、ということと同一かもしれない。 いずれにせよ。 私たち公明党にとっても最重要の課題、と認識する者としてしっかりと刻ませて頂いた。 もう1つの、政治家の任期について。 これは、立候補する自由、すなわち被選挙権という人権問題でもあり、憲法論議を伴うものではあるが、 政治家の自戒をどのように維持し高めていくか、という点で、何らかの対応の必要性を痛感した。 いずれも参考で終わらせず、自身の活動の中で、自分らしい答え、を見出してまいりたい、と思う。
9:40スタートの研修2日目は、下記のプログラム。 ★パネルディスカッション「事業仕分け、その評価」 司会は、片山善博氏(慶應義塾大学教授)。 パネリストは、 枝野幸男氏(行革刷新大臣)、河野太郎氏(衆議院議員)、福嶋浩彦氏(中央学院大学社会システム研究所教授、前我孫子市長)、青山彰久氏(読売新聞編集委員)。 ★パネルディスカッション「超高齢社会、その激震と大波」 司会は、坂田期雄氏(西九州大学大学院客員教授)。 パネリストは、 服部万里子氏(立教大学コミュニティ福祉学部教授)、小宮英美氏(NHKチーフプロデューサー)、沖藤典子氏(ノンフィクション作家)。 ★事例発表「高松丸亀町商店街、シャッター通りから生き返り」 講師は、古川康造氏(高松丸亀町商店街振興組合理事長)。 以上ぶっ通しで、ほぼ16:00。 示唆と触発満タンの2日間、であった。興味深くないものは1つとして、なかった。 政権交代後9カ月のレビュー、というのが、2日間通しての主題であったが、 その先の、目指すべき国と地方のあり方、という点についても談論風発であったし、 とりわけ、私が共感したのは、前我孫子市長の福嶋浩彦氏の視座、であった。 それらも含めて今後引き続きご報告を、と思う。 その後、松山へと帰路についたのだが。 最後まで玉井議員復調ならず、で21:00。体調回復を祈りつつ、の散会となった。
AM9:40。 玉井議員と出席したのは、第48回地方自治経営学会研究大会。 今日から2日間の研修、だ。 「政権交代で日本の政治行政はどう変わったか」という全体テーマに基づき、 地域主権、事業仕分け、地方議会、超高齢社会、などの政策上の現在地を検証するシンポジウム、 といえようか。 初日のプログラムは、以下の通り。 ★パネルディスカッション 「政権交代で日本の政治行政はどう変わるか、 地方自治はどう変わるか、地域主権はどう進むか、 地方はこれにどう取り組むか、対応していくか」 司会は、片山善博氏(地方自治経営学会会長)。 パネリストは、 逢阪誠二氏(衆議院議員、内閣総理大臣補佐官)、坪井ゆづる氏(朝日新聞編集委員兼論説委員)、山口二郎氏(北海道大学教授)、盛泰子氏(伊万里市議会議員)。 ★講演「次の参議院選に向けてこれからの政局の動向を読む」 講師は、福岡政行氏(白鴎大学教授・立命館大学客員教授)。 ★講演「地域主権改革の現状と課題」 講師は、久元喜造氏(総務省自治行政局長)。 ★講演「長と地方議会、名古屋市議会にみる激突と調整、私はこう取り組んだ」 講師は、河村たかし氏(名古屋市長)。コメンテーターは、片山善博氏(慶應義塾大学教授)。 ★講演「政権交代は、国-地方関係を含む、国家構造の転換につながるか」 講師は、飯尾 潤氏(政策研究大学院大学教授)。 会場となった明治大学に、まさに朝から缶詰、であったが、まだ、1日は終わらない。 私たちは少し早めに会場を辞去し、千代田区一番町へ移動。 17:00、(株)ナチュラルアートを訪問し、 本県から出向の渡邉さんの激励を兼ね、同社の鈴木誠社長その人を訪ねた。 瞬間。 なんと体中から人間的魅力がバンバンあふれまくりの、日本の農業を元気にしたいエネルギーの塊、と思った。 聞きたいことが山ほどあって、時間は全く足りなかったが、かけがえのないご縁を頂き、感謝と感動でいっぱい、だ。 さて、この日1日。研修を含め、手元に乱雑に書きとめたメモは、12ページ。 到底、所感としてブログにまとめられる分量でなく。後日、シリーズでご報告してまいりたい、と思う。 同行の玉井議員の体調回復も祈りつつ、充実した研鑽初日に、ともかく感謝の1日となった。
午前、企業訪問。午後、県議会にて政務。 明朝からの研修と視察に向けて夕方、松山空港を出発。 隣りには、同級生の玉井県議。 いつも元気ハツラツ、な彼なのに、やや体調不良のようで、いささか心配。 ともあれ、2日間。しっかりと研鑽してまいりたい。