低く、曇りがちの、朝。高松へと車を走らせた。 私の元上司であり、仲人であり、 現在に至る私の人生を左右させた人であり、 そのような修飾を並べれば、いくらでも書けそうなくらい、 私にとっては、恩人、のMさん。ちょっと、いいすぎかしらん。 そのMさんが、年末で早期退職され、人生の新たなステージに挑戦される、 ということを、折々の風の噂に聞き、 間に合うか、間に合うか、年末ぎりぎりセーフ、 と、彼のもとへ馳せ参じたのであった。 お昼前、会社で、再会。 といっても、いたって、いつも通りの、再会、だ。 近況の交換もほどほどに、いきなり、企画会議。 お互いのもつ課題と情報に、仮説とアイデアをぶつけあう。 何か新しいことができそうな気がするから、不思議。 その中で。 わが県政にとって、有意義な研究対象となりそうな、 いくつかのテーマと視察先を見つけることができた。 移動時間より短い、2時間ちょっとの滞在だったが、 知見の収支は、大幅な黒字、だったろう。 ��さんの前途に、心よりエールを送らせて頂くとともに、 ��さんが新事業でめざすものと、私たち政治・行政が一体となって、 それぞれの地域と生活者の皆様に、新たな価値と満足を提供できる、 そんな未来図に、心底、期待を膨らませるのであった。 あらためて宜しくお願いします、と、Mさんには。 結局、餞別かどうかあやしいのだが、感謝の気持ちを込めて、この後も、 つづく、とさせて頂きたい。 その後、今治市にてご挨拶回り。 夜は、毎年晦日恒例の、母校OB会に、出席。 気の置けない大先輩たちに囲まれ、 楽しいなー、先輩どうぞ、おいしいなー、先輩どうぞ、 と、抜かりなく、後輩の務めも果たしながら、わいわいと。 その上、硬軟、強弱、さまざまにご指導も頂き、 私にとっては、楽しくてタメになる、気の置けない場所、なのである。 その楽しいひとときも、すでに過ぎ。心からの感謝と来年の決意を述べながら。 そして元気な再会を約して、集いは散会となった。 大先輩方を、お1人お1人お見送りしながら。 そのご期待にお応えできるよう、さらに精進を、と心に期すのみ、だ。 ��写真は、丸亀・坂出にまたがる、讃岐富士。)