平成19年度普通会計決算特別委員会の、現地視察にて「県水産研究センター」を訪れる。 同センターの前身である水産試験場の創設は、なんと、明治33年4月にまでさかのぼるという。 その歴史は、実に、100年を超える。驚きと、深い敬意と。 県水産研究センターの担う役割は、養殖生産額日本一の本県水産業にとって、 漁場環境を守り、水産資源を管理し、 養殖技術を開発し、魚病診断や種苗生産を行い、 漁業後継者を育てる、など、あまりにも大きい。 そうした中で本日は、ハタ類の生産施設を視察。 ハタ類とは主に、クエとマハタ、を指し、鍋ものに絶品、といわれる高級食材、だ。 マダイ・ブリに続く、第3の高級養殖魚として、海外市場も視野に入れた戦略商品、なのである。 9月議会の一般質問で、 南予は養殖業のシリコンバレーをめざすべき、と提言させて頂いた私としては、 お客様、つまり、市場から出発する、同センターの研究開発姿勢に、 大いに意を強くさせられたし、さらなる成果に期待を寄せたい、と強く思った。 それにしても。クエという魚の、でかいこと。 成体の全長は、優に、私たち大人以上、だ。 これってひょっとして観光資源になるかも、と思いつつ、有意義な視察の帰途についた。 ��写真は、愛媛県の漁場ジオラマ。)