光陰矢のごとく、怒涛の毎日。あまりにも、めまぐるしい日々が続く。 10月中旬となった今、活動の足跡だけは、との思いで振り返り、綴ってまいりたい。 9/27の今日は、午後、平成20年度えひめ若者サポートフォーラム、に参加した。 テーマは、「今、若者の自立支援に求められるネットワークとは」。 サブテーマは、��ニート・引きこもり・発達障がいの若者が社会とつながるために~。 これは、まさに昨日、私が一般質問で取り上げさせて頂いたテーマに他ならない。 興味津津、だ。 第1部の、基調講演。 講師は、法政大学・樋口明彦准教授。37歳というから、大きな目で見ると、私と同年代である。 「若者自立支援における社会的ネットワークの役割」と題したプレゼンテーションは実に、共感大、であった。 最大のポイントは、わが国の若者に対する社会保障がいかに脆弱か、ということと、 それら多くの若者サポート制度が、若者の実態に即していない、あるいはニーズに立脚していないため、十分に機能できていない、ということであったろう。 然り、と思ったし、 同年代だからこそ共感できる、このデリケートで重要な問題を、私たちの世代が先頭に立って取り組んでいかねばならない、 自立が困難な若者のために、政も学も官も民も分野を超えて、まさに社会的ネットワークを構築し、機能させなければならない、 と、決意した。 第2部は、シンポジウム。 「協働で拓け!若者自立支援」��face to faceのさらなるネットワーク構築へ向けて~、をテーマに、 えひめ若者サポートステーション・加藤敏美氏のコーディネートで、樋口准教授と6名のパネラーによるディスカッションが行われた。 書ききれないほどの感想の中で、私が最も印象に残ったのは、若者代表のパネラーKさんであった。 発達障がいを抱えながら生きる立場から、今の社会を見たとき、個人の努力ではどうしようもない困難がある、とKさんは、いう。 発達障がいの方を支える医療は、ある。福祉も、ある。就労支援も、ある。 けれど、どれも、つながっていない。 支えるためにあるのに支えられていない現実、のパラドックス。��さんの体験に基づく一言ひとことに、私は心を揺さぶられた。 今日のフォーラムは、若者の自立支援がテーマであったが、 そのキーワードとなる“ネットワーク”は、おそらく、日本再生のキーワードなんだ、と気づかされた。 国家も、地域社会も、家族も。コミュニティーの喪失と崩壊が指摘される現代にあって、 そこにできてしまった、あらゆる分断をつなげることこそ、解決の根本であらねばならない、のだ。 そして、その責任と義務が、政治にはある、と思うと、自身さらなる精進を、と思うばかりである。 貴重で有意義な本フォーラムに、そして関係者の皆様に、心より感謝したいし、 こうした活動がさらに広がり、高まり、実りをもたらせるよう、微力ながら尽力してまいりたい、と思う。 ��写真は、樋口明彦・法政大学准教授の講演風景。)