今日最大の関心事、かどうかは人によるけれど、 少なくとも、今日最大の全国ニュースは、 自民党総裁選挙の投開票結果、であろう。 本会議終了後。生中継が伝えるテレビでは。 自民党両院議員総会の選挙が、まさに行われようとするところであった。 結果は、下馬評通り、麻生氏が351票を集め、圧勝となった。 県議会でも、地元メディアが競うように、各会派の代表コメントを取材していた。 居場所をなくした私は、ひとり車に避難し、ワンセグTVで、麻生氏の演説を聞いていた。 冒頭。 全国を遊説する中で最も痛感したのは、地方の深刻な不景気であり、そうした現状と、 老後を含む将来不安を解消できない政治、に対する不満である、とし、 それに応えるのが、私の使命、とのこと。 その通り、であろう。地方票の95%を獲得したことが、その証左、だ。 問題はどう応えるか、であり、その道筋を示した上で、 本当に応えられるかどうかを判断するのは、今度は、国民の皆様、である。 つまり、次期衆院選、だ。そして、ここから本題、だが。 私たち公明党は、そもそも2大政党の狭間で、生まれた政党である。 古典的表現になるが、55年体制による片や資本階級と、片や労組階級、 そのどちらにも属さない、無名の、政治的にほとんど無力ともいうべき庶民の、 声と思いを代弁する政党はないのか、という叫びの中に、私たちは、生まれた。 ゆえに、大衆とともに、こそ、立党の原点であり、私たちの、永遠のレゾンデートル、なのだ。 次期衆院選は私たちにとって、奇しくも現在の2大政党の中で、 そこをこそ皆様に問う戦い、と私は思っている。 庶民と、庶民の思いがわかる議員による、庶民のための政治、の実現のために。 断じて、負けるわけにはいかない、と、たぎる決意を胸に。 明日の公明党全国大会に向けて、夕方、松山空港を発った。 ��写真は、久しぶりの国会議事堂。政局の雲行きをあらわす、曇天。)