今日も、酷暑の1日となりそうな、南予視察、2日目。 腹ごしらえを済ませると、早速、行動開始、だ。 AM9:30。 笹岡県代表、松本宇和島市議とともに、南予地方局を訪問し、 昨日の視察内容に関する要望申し入れと、打ち合わせを行った。 その後、一行は、愛南町へと向かった。 南予は広い、愛媛は広いぞ、と。 早めに昼食を済ませ、道の駅みしょうMICにて、山本ひろし参院議員、田口愛南町議と合流すると、次は、 本年4月に立ち上がった、愛媛大学南予水産研究センターへと、車を走らせる。 運転手は、昨日に引き続き私の役目ですが何か、 と、心で1人ツッコミ入れながら到着したのは、旧の、西海町庁舎だった。 中田県議のお膝元もお膝元、ご自宅前である。敬意を表しながら、庁舎内にお邪魔をすると。 かつての町長室が、町議会議場が、議員控室が、名残を残しながらも見事に、研究室に衣替えしていた。 その、たくましい有効活用ぶりに、思わず、驚く。 一行は早速。 水産学博士である愛媛大学の三浦猛教授と、愛南町西海支所の皆様に、施設内のご案内を頂いた。 従来の水産学に、環境科学と社会科学の領域を加えた、新たな水産学の構築と、 その研究成果を、自治体や水産関係団体などとの連携で、南予地域の活性化と水産業発展に繋げ、世界に発信していく、 というのが、同センターのミッションである。 所感についてはいろいろあるが、心から大いに期待したい、として、 まずは、本日の全工程を綴りたい。長いけれど。 その次に向かったのは、県立南宇和病院。 お話をお伺いしたのは、風谷病院長、西河事務局長のお2方。 終始、深刻な面持ちで、 地方の地方、の深刻な医療実態を、データを示しながら述べられた。 地域の基幹病院でありながら、と、風谷病院長は、語られた。 本年度における、泌尿器科、麻酔科、脳神経外科、耳鼻咽喉科の人員配置は、ゼロ、という現状に対して、 他の病院に協力を頂き、曜日ごとの医師派遣等で、何とか対応している。 が、他の診療科についても、 医療の高度化と短期化が求められる状況にあっては、本来さらなる増員が必要なところを、 スタッフ1人1人の、高い志によって、ギリギリの労働負荷を背負いながら凌いでいる、 のであり、このままいくと、早晩、限界を超える、と。 抜本的な医療政策の実現に向けて。 山本ひろし参院議員を先頭に、スピード感を持って取り組んでまいりたい、と思う。 ここで、山本議員と別れ、私たち一行は、三浦半島の西北に浮かぶ、戸島を訪ねた。 急傾斜地の視察と、漁業関係者との対話が目的であった。 矢が浜から、地元の上杉さんの漁船に乗り込んだ。海は凪ぎ、夕方が迫ろうとしていた。 到着後すぐ、自治会長のご案内で視察を行い、小内浦地区の集会場へ移動した。 いわゆる地元の漁師さんが、たくさん待っておられた。有難かった。 そして、目下の原油高騰問題をはじめ様々、地域漁業の現状について、悲鳴にも似たお声を伺った。 紙面も尽き、この件については、後日、あらためて綴りたいと思う。 それにしても、よく走ったし、暑くて濃い、2日間であった。 教育、医療、経済、交通、の各分野における、南予地域の実態を、心と肌で感じた、視察であった。 そして。 私たち議員の仕事は、ここからなのだ、 ということを、深く決意させて頂いた、南予の皆様との出会いに、 心より感謝申し上げたい、と思う。 ��写真は、愛媛大学南予水産研究センターで挨拶を行う、山本ひろし参院議員、と私たち。)