今日明日と、南予視察。 工程を考えると、体力勝負、と見た。 朝、笹岡公明党県代表とともに、県本部を出発。 まずは、宇和島市役所へ向かったが、スイスイと、2時間強で到着。 その途中、いたる所で。 これでもか、とばかり目についたのが、次期衆院選に向けた、各陣営のポスターである。 戦いは、すでに始まっているな、と、思わず緊張感が走ったのは、職業柄、か。 さて、市庁舎にて、松本宇和島市議と合流し、簡単な打合せの後、 ご案内を頂く地元の方とともに、県道4号線、いわゆる、津島宿毛線の視察に、出発。 南予と高知を結ぶルートの内、国道56号線をメインとすると、サブルートがこちら。 国道被災時の、同地域のライフラインルートの1つ、だ。 津島町から岩松川沿いに進み、途中、祓川温泉でお話を伺いながら、 ひと風呂浴びたがったけれど素通りし、県境を越え、宿毛市に入ったのだが。 そこを、実際にハンドルを握り、走ってみて、あるいは、ご要望の現場に立ってみて。 過去の出来事も含めた詳細情報を、現地の方から1つ1つお伺いし、思ったことは、 やはり、政治は生活現場主義でなければならないし、 どこまでも、知恵は、机上ではなく現場にある、ということだった。 ちなみに、車を走らせながら、私は、ふと、そこに県境があることに、違和感を覚えた。 その昔。 この地域は1つの生活圏だったに違いないと思うし、訊ねると、今でも実態はそうだ、といわれる。 その話の延長で、小中一貫教育の学校へも足を延ばした。 知る人ぞ知る、日本一長い校名の、学校だ。 その名は、��高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山小学校」、��高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山中学校」。��ご参照⇒ http://sasayama-e.esnet.ed.jp/ ) 児童生徒数は、小学校20名、中学校16名。 ノーアポで恐縮だったが、聞きなれない“組合立”という、県境ならではの学校運営について、上田校長からお話を伺った。 やはり、この地域は1つであることが自然だし、四国州になる際は、その昔の生活圏に形成し直すべき、と思った。 さて、そこから県道332号線をひたすらクネクネと走り、広見篠山林道で人知れず高所恐怖症を味わいながら、 横吹渓谷を通って、無事、起点の津島町へ帰還。夜の会合のため、そのまま急ぎ足で宇和島市へ。 いくつもの気づきと知見を得た、南予の生活現場、視察であった。 同行の皆様に、道々でお話をお伺いした皆様に、心より感謝、である。 なお。 すべて終えてホテルに着く頃。 メーターを見ると、走行距離は330kmを超えていた。 朝、予感した通り、体力勝負、の1日であった。ふぅ~。 ��写真:篠山小学校にて。左から笹岡県代表・私・松本宇和島市議。)
午前、弔問参列。 午後は、松前町にて松本ひふみ町議とともに、企業訪問と街頭遊説。 とある社長との対話が、心に残った。 若き日、ご商売を立ち上げた当時の、ご夫婦二人三脚のご苦労話、だ。 ご主人は、来る日も来る日も、朝から晩まで、飛び込んで飛び込みまくる、ドブ板営業の毎日。 しかし、なかなか成果は、上がらない。断られ続け、しょげた顔で帰宅する毎日が続いた。 が、どんなときでも奥様は、ニッコリと、今日もご苦労様、と笑顔で迎えてくれたという。 そして、有難くも受注を頂いた仕事には、例えそれが、どんな小さな仕事であっても、 お釣りがくるほどの熱意で、クライアントにお応えてしてきた、という。 その信頼が信頼を呼び、評判が評判を生み、おかげさまで現在に至った、のだそうだ。 来し方を振り返り、社長は、いう。 今、こうして会社も大きくなり、不景気といわれる中、仕事を頂けるのは、 一番苦しかった創業期に、愚痴も不満も不安も漏らさず、 いつも自分を信じ、励まし続けてくれた、家内のおかげですね、 と、笑顔で語ってくれた。 奥様の、信念の強さと、家内のおかげと言える、社長の人格に。 お2人だからこそ、乗り越え、成し得た事業なのだ、と、深く、心を打たれた。 そして、自分ごとに置き換えると、 私たち夫婦は、まだまだ修行が足らないな、と、その未熟を思った。 また、次に訪れた経営者からは、 原油高騰によるコスト高の影響を最小限に抑え、利益を創出されんとする、血のにじむ経営努力の一端を、お聞かせ頂いた。 例えば、先日の話。 社員全員に対して、上期の売上・原価の推移を示しながら、 夏のボーナスの原資はこれだけしかないこと、したがって、支給額を引き下げざるをえないこと、 しかしながらこの局面を乗り越え、業績を回復させれば、その分を取り戻せるし、必ず取り戻そう、 ということを率直に誠実に訴えた、という。そして、不服をいう社員は1人もなかった、と。 感動のドラマ、だし、こうした中小企業によって日本経済は支えられているのだ、 とあらためて、その支援に全力を、と思った。 また、別の経営者からは、建設業の不振による、連鎖不振のお話があり、 行政の効率化と官製不況の分岐点の微妙に、由々しさを痛感せずにはいられなかった。 つくづく。 現場に足を運び、さまざまな分野の経営者から直接伺うお話は、 まさに、生きた経済学、であり、肌で感じる、実質経済、と思う。 今日の手応えからも、地方の中小企業は、明らかにマイナス成長、である。 そうした局面の今、増税などありえない話だし、国がなすべきは、 どうすれば、日本経済は成長できるのか、という、その1点に尽きるのではないか、と思う。 あらゆるムダの削減・廃止、つまり、構造改革は、そのための必要条件であり、 日本経済の実質的成長こそは、 社会保障費の受益負担バランス、つまり財源創出にとって、前提条件、なのだ。 と、経営者との対話に、思った。 そして私自身。彼らに負けない、血のにじむ努力を、と誓った1日となった。
午後、南署表敬の後、党務。
午前、県民相談。午後、党務。
午前。 昨日の、野忽那島で真夏を楽しむ会、その主催者への御礼にお伺いする。 午後、読書等。