それまでのどんよりが、カラリ晴天に変わった、午後。 松前町役場前にて、街頭遊説を行なった。 本日の遊説メンバーは、山本ひろし参院議員と、私と、小林みやこ松山市議、そして、地元の松本ひふみ松前町議、の4名。 ということで、国・県・市・町の各会議員が勢ぞろい。 選挙でもない限り、他党ではちょっと難しいこの勢ぞろい、ネットワーク政党・公明党では、よくある日常風景である。 他党との差別化がここにあり、それが私たちの価値でもあり、だからいつも応援してるよ、というのは、目の前の方々である。 予想を超える、たくさんの方々が駆けつけてくださった。 休日にもかかわらずに。特に予告もしていなかったはずなのに。 そんな皆様が、わざわざ足を運んでまで心待ちにしたものは、何だったか。 まぎれもなく、国政のど真ん中で、私たちを代表して戦われる、山本ひろし参院議員からの熱いメッセージであったろう。 そのお気持ちにお応えせんと、マイクを握る山本ひろし参院議員の演説にも、俄然、力が入る。 1つ1つ頷きながら、真剣に聴き入られる支持者の方々。ご通行中のお車から、歩行者の方々から、お手を振ってのご声援。 本当に有難いし、また、それゆえに。 私たちは、それぞれが託された政治の場で、必ず、皆様のご期待にお応えする結果を示していかなければならない、ということをあらためて、深く決意させて頂いた。 してみると、私たち議員にとって遊説は。 決意を塗り固める訓練であり、また、その決意を行動に代えるための、皆様への約束ごとであろう。 五月晴れのような、皆様の笑顔に励まされながら、本日も、大事なことを学ばせて頂いた。 お手伝いをくださった方、ご参集頂いた皆様に、心より感謝申し上げたい。 ��写真:左から、松本松前町議・山本参院議員・私・小林松山市議。) ��私の遊説内容は、こちらです↓ 私の方からは、最近の活動についてご報告させて頂きたいと思います。県議会議員の仕事と一口に申しましても、保健福祉のこと、教育のこと、経済のこと、実にいろいろあるわけでございます。県民生活のあらゆる側面について、皆様から日々ご要望を承り、その実現に向けて取り組んでいるわけでありますが、ここ最近、皆様から頂くご要望は、実は県のことというよりも、国に対することが殆どでありました。例えば、後期高齢者医療制度について、であります。私はこの1ヶ月だけでも、300名を超える方々から、お話をお伺い致しました。少人数での草の根対話を、何度も何度も重ねてまいりました。温かい激励の一方で、大変多くの方から、厳しいお叱りと、ご指摘を頂きました。やり場のない怒りや不満を、真正面から受けとめさせて頂きました。皆様のおっしゃるとおりだと思います。私たち庶民の気持ちを、政府も官僚もまだまだわかっていない、そう思わざるをえません。率直に申し上げて、そもそも、後期高齢者医療制度は、ご高齢者の方々に対するお願いだからであります。お願いには、お願いの仕方があるわけです。それは何かと申しますと、真剣さと誠実さです。今の政府には、それが足りない、だから国民は怒るのだ、そう思えてなりません。800兆円という巨額な財政赤字、急速な少子高齢化の進展と社会保障費の増大。こうした状況の中で、将来にわたり、安心の医療体制を持続させるためには、現在の制度では、正直、持たないということ。国も現役世代もギリギリまでがんばりますが、それにも限界があるので、ご高齢者の皆様にも、全体の話としては、一定のご負担をお願いします、ご理解とご協力をお願いします、というのが、今回最初に申し上げるべきことだった、と思うのであります。その上で私たち公明党は、どういう思いで、どこに力を入れて取り組んできたかと申しますと、それは、1300万人といわれるご高齢者の中でも、お金がない、住む家がない、健康でない、身寄りがいない、といった経済的・身体的・社会的に弱者であるご高齢者を必ず守る、ということでございます。今回の新たな制度は、例えば、ご夫婦で年金収入500万円以下の方々ですと、保険料は概ね安くなっておりますし、状況に応じて2重3重に、負担軽減措置が盛り込まれておりますし、更に幾つものセーフティネットが張り巡らされているのであります。私たち公明党は、そこを勝ち取る戦いをこの間進めてまいりました。その上で、運用面で生じる不備や矛盾については、不断の改善が必要であると考えるものであります。今日は、山本ひろし参議院議員がお見えですのでこれ以上は差し控えますが、私たちは、こうした草の根対話を、地道に毎日、進めさせて頂いております。で、対話をしておりますと、最後に皆さん、こうおっしゃるんです。県議に言うても、仕方ないけどなー。そんなとき、私は、いつも申し上げるんです。お心配り、ありがとうございます。しかし、県議に言うても仕方ない、ではなくて、むしろこれが、公明党の仕方、公明党のあり方なんです。そのようにお話をさせて頂きます。今、お伺いした皆様のお気持ちを、私は責任を持って、私の思いに代えて、山本ひろしさんに伝え、国に伝えてまいります。公明党の地方議員3000名は、そのためにいるのであり、そうして集められた声こそが必ず国を動かしていく、と私は信じています。弱者を守るためにも、不断の改善を行うためにも、声を上げましょう、声を集めましょう、そして国を動かしましょう、そのように、心からお訴えさせて頂いております。あらためて皆様、具体的な声を、たくさんの声を、私たち公明党にお寄せ頂きたいのであります。真の民主主義とは、文字通り、庶民が主役の政治です。私たち公明党は、いつでも誰よりも、庶民の味方、弱者の味方でありたいと思います。地域にあっても、国にあっても、皆様に一番近いところで感じて頂けるように、公明党は全力で戦ってまいりますので、今後ともご支援のほど宜しくお願い申し上げます。ご清聴を頂き、誠にありがとうございました。
昨年の今日は、県議会初登庁の日であった。 あれから、1年となる。 朝、深い祈りを込めて、自宅を出発したこと。 議事堂にて職員の方から議員章を装着頂いた、あの、厳粛にして、身の引き締まる瞬間のこと。 今、心と脳裏にありありと、蘇ってくる。 その日のブログには、次のように綴っている。 “ご支持を頂いた20,000名を超える皆様に、温かく見守られる思いで、 また、公約どおり働くことを厳しく見つめられる思いで、その責任の重さをあらためて実感する瞬間であった。”、と。 温かさと厳しさ、そして責任の重さ。1年経った今も、その実感に些かも変わりはない。 そして、世間では、権威の象徴と眉をしかめる方もいる “議員バッジ”について。 “ この間、県内各地で実にたくさんの方々とお会いし、 私は公僕として、県民であるあなたのために働かせて頂きます、と、お一人お一人の目を見つめながら、心からお訴えをしてきた。 それが、県議にさせて頂いた私の初心であり、原点である。 そのことを夢寐にも忘れてはならない、 そのためにこその“議員バッジ”であるのだ。身分の証ではない、誓いの証なのだ。 このバッジに誓って、私は皆様のご期待にお応えできるよう精進してまいりたい。” そのように決意をしたためさせて頂いた。初心は今も、変わらない。 もう1つ、今日5月10日は、私にとって、誓いの実践、開始の日でもある。 議員としての初心をどうすれば保ち続けられるか、ということを、当選後、あるご婦人から教えて頂いた。 それは、毎日、決意すること、と。 おかげさまで。 議員バッジを頂いた5月10日から今日まで1年間、1日も欠かさずブログを更新し、決意を綴ってくることができた。 感謝の思いでいっぱいである。そして、また、今日を節目に。 皆様への誓いを、さらなる実践に変えてまいりたい、と思う。 ��写真は、松山城と、5月の青い空と、一朶の白い雲。)
今日は、政府インターネットテレビ、のご紹介。 何だ、それ?という方も多いのでは、と思う。 それは、地上放送でも衛星放送でもない、インターネット配信の情報番組。 で、提供は、内閣府大臣官房政府広報室である。 が、かくいう私も、昨年まで知らなかった。 某県議のブログを拝見していて知るところとなり、以来、お気に入り登録し、適度にチェックしている。 さて、ご紹介というのは、31ch「地域の元気」の5/8放送分、“たべきりワンパッケージフード”プロジェクト、について。 ��こちらをクリック⇒ http://nettv.gov-online.go.jp/channel.html?c=31 ) 舞台は、三重県紀北町の紀伊長島。実は私、GWに行きたくて行けなかった所だが、これは余談。 その紀伊長島の、地域活性化の取り組みが取り上げられていた。 実に秀逸。よくできていて、感動した。心に、拍手が鳴り止まなかった。 少し、補足すると。中小企業庁では。 地域が一丸となって、地域の強みを活かし、魅力と価値ある製品を開発して、世界に通用する「JAPANブランド」を実現していこうとの主旨で、 2004年度から、「JAPANブランド育成支援事業」を実施している。��ご参照URL⇒ http://www.japanbrand.net/index.html ) 紀伊長島の、“たべきりワンパッケージフード”プロジェクトは、いわば、そのモデルケースの1つ。 解説よりも、ぜひご覧頂ければ幸いだ。 地域が、かつての輝きを失いつつある、と危機感を抱く方々に、少なからず、ヒントと希望を与えてくれるに違いない。 そして、愛媛から。 世界に通用する「JAPANブランド」が続々、創出されるように、微力ながら貢献してまいりたい、と思う。
日中、政務。 いくつかの県民相談が成就し、お喜びの報告をお受けする。 思わず私も、心に安堵が広がるとともに、ご報告を頂くそのお気持ちを大変有難く、思う。 たくさんの小さなことは、机からは見えない。 けれど。 生活の現場で、当事者の立場で見ると、1つ1つどれも、とても、大きいことを実感する。 引き続き。生活者の立場から、誠実に取り組んでまいりたい、と思う。 さて、夜は、党務その他。 次の勝利をめざして、今後の活動について協議を行なった後、種々の呼吸あわせの中で、誠実、について学ばせて頂く。 誠実、という1点の中に、率先も、奉仕も、勝利も、執念も、求道も、向上も、すべて含まれている、と。 あらためて、心に刻ませて頂いた。 考えてみると、本ブログ。既に何度もお伝えした通り、コンセプトは、決意日記、だ。 おかげさまで、議員バッジを胸にしたその日から、1日も欠かさず、日々、何かを心に決めてきた。 その中で。誠実、という言葉を、何度、綴ってきただろう。 おそらく、数百回。自身の、未熟と非力を自覚するゆえに。 いろんなことがあるたび、心をリセットするたびに。これしかない、これしかない、と。 誠実、それは。 一瞬の油断で終わってしまう、至難の生き方の裏返しでもある。 毎日を、誠実に。あらためて今日から出発したい、と思う。 ��写真は、四国の軽井沢、久万高原町の御三戸嶽。通称、軍艦岩。とは、見ての通り。)
連休が、明けた。朝、一番乗りで登庁し、政務に就く。 連休前に承った県民相談について、各部局を訪ねた。 最近なんとなく。 部局によって微妙に空気が違うな、という気がしてきた。いわゆる職場の雰囲気、である。 そういうことに気づけるようになったのか、はたまた、単に私に対する馴染みの有無の問題か。 それは、さておき。夕方、市内の支持者宅をお訪ねする。 先日、私の後援会看板を、設置し直してくださったその御礼に、お伺いさせて頂いたのであるが、幸い、ご夫妻ともご在宅だった。 予期せぬ来客に、一瞬、驚かれたご様子であったが、すぐにいつもの温かい笑顔が広がった。 “こんにちは、お久しぶりです。” ご夫妻の真心に対して、また日頃のご支援に対して、私は精一杯、心から感謝の思いをお伝えさせて頂いた。 “そんなん、気ぃ遣わんで、えーのに。” いえいえ、と、ますますこちらは恐縮するのであって。 1枚の看板に、尊い真心が、ある。だからこそ。 皆様から頂く真心には、真心でお応えしたいし、寄せられるご期待には、結果でお応えしたい。 玄関口をくぐり、辞去しながら。 あの時の初心を、いつまでも持ち続けていこう。 連休明けの初日に、ご夫妻の笑顔に、決意を新たにさせて頂いたのであった。 ��写真は、ご夫妻が取りつけ直してくださった看板。)