世間では、今日から3連休。だが、私にとっては実に貴重な、仕事の時間なのであって。 それは、2月議会での会派代表質問準備のため、の時間。 連休3日間の内、2日間だけ、スケジュールがキープできたのである。とはいえ、私にとって、代表質問は初めてだ。 頭の中にはその輪郭すら、まだ、ない。一般質問とは角度が違う、というが、その角度がどれくらいなのか、わからない。 ないないだらけの中で、締め切りだけがジワーっと、近づいてくるのである。 来週は日程が詰まっているし、県外出張もあるし、この2日間である程度、カタチにしなくてはならないのだ。 と、思うと、昨日あたりから真剣に焦ってきたのであった。 で、今日は、朝からデスクワーク。今まで、ストックしてきた各種の資料を積み上げて、片っ端から読み込むことにした。 こういう場合、目を通しながら、わからないことをネットや書籍で調べていると、いつの間にか、ユー・チューブや読書三昧にはまったりしがち、なのである。 今日は、そこのところを十分戒めながら。気になる情報を片っ端からメモしながら、とにかくひと通り読み込んだ。 途中、家内の、計画的子守り代行も引き受けながら。サービスで、洗濯物まで取り込みながら。 1日かけて。 たくさんできたメモを、カテゴリーごとに、プライオリティをつけながら整理していくと。なんとなく、風呂敷を広げた状態には、なった。 さあ、ここから、と時間を見ると、もう午前様になっていた。と思うと、なんだか頭の中のスイッチも切れたようで。 貴重な時間は、あと1日。なんとしても骨子までは仕上げたい、と思うと、また焦るのであった。 ��写真は、うず高く積み上げてみた、本日の資料)
県は、いったい何を考えてるのか?あるご婦人より、手厳しいお叱りを受ける。 それは。 県の心身障害者扶養共済制度、における掛金補助を、来年度から段階的に縮小するとともに、4年後には廃止し全額自己負担とする、という見直し案についてであった。 ��ご参照URL⇒ http://www.pref.ehime.jp/h20700/1187110_1958.html ) この制度は。 心身障害者を扶養する保護者が、生存中、毎月、掛金を納め、その死亡時などに、障害者に対して終身年金が支給される、という任意加入の共済制度である。 昭和45年に導入され、実施主体は都道府県及び政令市、厚労省の指導監督のもと、独立行政法人福祉医療機構が運営を担っている。 ちなみに現在、加入者に対し掛金補助を行なっているのは、わが県を含めて5府県・市。その他の都道府県では、制度自体がない、もしくは100%自己負担、である。 つまり、これまで、愛媛県は、心身障害者にとって非常に理解のある前向きな取り組みを行なってきたといえよう。 それが、今回、見直されるという。地元紙でも既報の通りだが、その理由は、県の財政難、ということだ。 もはや、いつでもどこでも出てくる、財政難により、というフレーズ。感覚が麻痺しそうなくらい繰り返される中で、決して麻痺してはならない。 ご婦人の指摘はそこにある、そんな気がした。痛恨であった。 県の説明によると、今回の見直しは、国の見直しに端を発するという。 国の見直し理由は。 経済情勢の変化等による運用利回りの低下や、障害者の平均寿命の伸長などにより、将来の年金の支払いを確実に行なえない恐れが生じてきた、というものである。 一方、県の見直し理由は。 国の見直しにより掛金が値上がりするため、今年度で約4.1億円の県費負担が、来年度は約4.6億円に膨らみ、これ以上の手厚い補助継続は困難、というものである。 そして、見直しの対象となるのは、一般加入世帯2,709名で加入者全体の約8割。市町民税非課税世帯と生活保護世帯は対象外で、現在の補助率が据え置かれる。 ということだが、さて。要するに、国も県も、やむを得ず、ということだ。 が。 はたして、そうだろうか。本当にやむを得ないのだろうか。 財政難という現実は現実として。 一方の現実である、当事者の立場に立った心の敏感力と、可能な限りの可能性を見出すことに汗をかく真剣一途を。 行政も、私も。はたして本当に、体現できているだろうか。 それが、言葉には出されないが、急所をつくご婦人のご指摘であろう。心に鋭く、深く、突き刺さるとともに、自身への挑戦を強く決意する1日となった。 ��写真は、一昨日見た、夕暮れの内子町。)
午前、運転免許更新のため、勝岡町の県運転免許センターに向かった。前回更新時からの同センターの変化に、いい意味で驚いた。 少々大げさに言えば、隔世の感あり。お世辞抜きで、業務が明らかに効率化され、サービス度がアップしていた。 ウェルカム、である。が、いつもながらの免許証の写真の不本意、これだけは自己責任、ではある。 その午後は政務調査、夜は支持者会合でのご挨拶、という1日だったのだが、今日は、昨日、オーバーテーマで綴りきれなかった事柄に触れたい、と思う。 昨夜、公明党砥部支部会に参加させて頂いた。昨年10月以来の4ヶ月ぶりで、えー、もうそんなに経つの、という感じだ。 今回は、事前に皆様からの政治に関するご質問を頂き、それについてお答えさせて頂くというスタイルで、1時間強のお時間を頂いたのであった。 普通なら有り余るほどの時間だが、ご質問の数は15問。1問あたり約4分で、脱線の暇はないのである。 しかも、そのうち、半分以上は国政に関する内容だから、不安が先に立ち。とはいえ、国会議員と事前にきちんと連携して、一応の準備を整え、臨んだのであった。 冒頭、今もっとも関心の高い、道路特定財源についてお話をさせて頂いた。弊ブログで綴ってきたことを、そのままに。 今回の暫定税率維持、に対する一定のご理解は得られたと思うが、やはりここでも、政治家・官僚に対する不信と、道路行政の不透明さに対する怒りのご指摘は止まず、となる。 こうした皆様のお声を、思いを、しっかり国政につないでいくことをお約束させて頂いた。 ちなみに、その他の質問は。 車検代のこと、食品廃棄物のリサイクルのこと、松山市下水道事業のこと。原油価格の高騰による物価高のこと、薬害C型肝炎訴訟のこと、冬柴大臣のこと。 100年安心年金プランのこと、補給支援特措法のこと、竹入・矢野・福本問題のこと。改正政治資金規正法のこと、さい帯血移植のこと、保育所待機児童のこと。 そして、社会保障費の負担増のこと、年金問題のこと、についてであった。 気持ちに余裕もなく一杯いっぱいの中、制限時間ピタリ、だけは果たせたが、はたして。お答えになっただろうか、うわっつらの説明にならなかっただろうか、意を尽くせただろうか。 ふりかえると、甚だ心もとない。 が、こうした機会を頂くことで、支持者の皆様に、公明党議員として育てて頂いているのだ、と思うと、無性に感謝の気持ちが込み上げてくるのである。 身体の芯まで底冷えする中、よくぞお越し頂いた有難い皆様に、心を込めて深々と。最敬礼しながら、お風邪を引かれませんよう祈りながら、お見送りをさせて頂いた。
午前10:00、地域活性化特別委員会に出席。 といっても、今日は、県内の地域活性化先進地を視察することになっており、冒頭の視察施設説明の後、委員一同マイクロバスに乗り込み、一路、南予へと向かったのである。 最初に訪れたのは、宇和島市津島町のベルグアース㈱様。知る人ぞ知る、育苗生産量日本一の、アグリベンチャー企業である。��ご参照URL⇒ http://www.bergearth.co.jp/ ) 山口社長がご都合により不在で、直接思いを伺いたかっただけにとっても残念だったが、どっこい、若い社員の方々から、自信と誇りと情熱にあふれたレクチャを頂き、新鮮な感動を覚えた。 伺えば。前身の㈱山口園芸時代の経営苦境のさなか。 若き山口社長は、衰退著しい農業界全体をじっくり見ていく中で、ある数字の変化に着目したという。ズバリ、果菜類の生産額である。 果菜類というのは、キューリ・ナス・トマト・ピーマンなどの野菜のことだが、説明によると。農業生産額約8兆円の内、野菜類が約2兆円を占め、その内の46%が果菜類なのだそうだ。 野菜類の生産額が、もはや米を上回り、しかも果菜類がひと際伸びている、という変化。 そして、もう1つは、苗。 ほんの10数年前まで、キューリなりトマトなり、ほぼ100%生産農家自身が種から苗を育てていた。しかし、高齢化が進み、育苗の労力をこなせなくなり、徐々に苗は買うものとなりつつあった、というこの変化。 伸びる市場と、潜在ニーズの拡大、そして、自社の強みである育苗。これらを重ねると、新たな市場が見えてきた。 そして、フラワーから果菜への転換こそ、まさに大きなビジネスチャンスと判断されたのである。以来、南予から日本農業に革命を、と志を胸に挑戦を続け、今、名実ともに育苗生産量日本一となった。 しかし、夢はまだまだ続く。その夢は、本拠地宇和島を、植物培養やバイオ研究のシリコンバレーにしたい、と果てしない。 ベルグアース㈱様に、心からエールを送りたい、と思う。 その後、大洲市の、農業生産法人㈲グリーンサラダ様( http://www.yuis.info/company/green.html )、内子町の、内子フレッシュパークからり様( http://www.town.uchiko.ehime.jp/sightseeing/kankou_karari.php )を訪れ、各代表者からお話を伺った。 自ら直面したリスクと真正面から向き合い、大胆な仮説思考による試行錯誤をいささかも恐れず。受動から能動へ、自らの地域は自ら活性化させるのだ、との信念に基づく点が見事に一致していた。 県内に、お手本は、ある。生き残りをかけた、地方の活性化競争の時代に。 愛媛全体がきちんと活性化していけるように、政治家もまた、生き残りをかけた成果競争時代に入っていることを知らねばならない、と痛感した。 ��写真は、昼食で立ち寄った南楽園で見た、ステキな飾り雛)
午前11:00。 NPO法人ユニバーサルクリエート(代表/佐伯康人氏)が取組む、えんむすびプロジェクトの打合せに参加した。 本プロジェクトについては、12/20の弊ブログでもご紹介させて頂いたが、スタッフのご努力により、大いに関係者の注目を集めながら、今日までに、地元を始め、様々なメディアから取り上げられているのである。 喜ばしい立ち上がりだし、これをさらに軌道に乗せなければならない。そんな佐伯さんの熱い語りから、打合せは始まった。 打合せというより、キャッチボール、というか、今日は、野球用語で言うと、ブルペンのカベみたいな、私の役割ではあった。 その剛速球ともいうべき今回のニュー・プランは、ユニバースクール計画、である。��ご参照URL⇒ http://yasuto1.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_b5be.html ) それは、ハンディを持つ子どもたちに対して、ICTを活用した、今までにない新しい教育環境を提供しようとするプラン。 机上の空論ではない。 すでに、文科省やマイクロソフトに当たりをつけ好感触を得ているというから、そのパワーとフットワークに、ただただ圧倒されるばかりであった。 また、産官だけでなく。学のほうでも、愛媛大学法文学部の鈴木靜准教授と、実施に向けた会合を重ねているのである。 あとは、地元、といえよう。 文科省・厚労省といったタテ割りで翻弄されがちな、障がい児教育というものを、地域として支援していくという、今までにない発想で、新たな体制と環境を創っていく。 ユニバーサル社会の先進地は、愛媛だ。 このような認識と評価を得られる県に、なるべきだし、今回の、ユニバースクール計画の成就は、その試金石といえるのかもしれない。 その計画の副題は、障がい児一人ひとりの可能性を大切にする、とある。 まさに、その一人ひとりの教育のための社会、その建設がこれからの時代の要請であり、これからは、それらを競う、人道競争の時代に入った、と私は考えている。 結局。私の立場で、私がなすべきことは何か考え、どう行動に表すか、という宿題を持ち帰ることとなった。 まさに、政治の、議員としての、大きな宿題である。汗をかいて、泥まみれになって、自分なりの答えを見つけていきたい、と思う。 ��写真は、えんむすびプロジェクト第2弾の開発準備風景。詳細は⇒ http://yasuto1.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_131f.html )