最近、読んだ本。といっても、読書もずいぶん久しぶりではある。 ��日本の大逆襲」という本で、長谷川慶太郎氏と田原総一朗氏の対談もの。 ��長谷川さん、日本は大丈夫ですか?」��大丈夫ですよ、田原さん。なぜなら・・・」 お2人の吹き出しコピーの秀逸さに、思わず興味が沸いてしまった。なるほど、日本は大丈夫だろうか、という思いは、まさに国民共通であろう。 そして、得てして。 その答えをどこかに、そして誰かに求めてしまいがちな、私たちの心理をついたディレクションはお見事、と思いながら、一気に読んだ。 長谷川氏の本は初めてなのだが、終始一貫、歯に衣着せぬ、なのである。換言すると、ドキッとさせられっぱなしであった。 例えば、昨年の参院選における与党の真の敗因は“タマ”が悪かったから。政治を変えるには、マスコミを変えなければダメ。 格差問題の唯一の解消法は、カネをバラ撒かないこと。弱者を救済するには、弱者に自らやる気を出させること。 農業に対する過度な保護が、農業を衰退させ、過疎を進めている。農協をつぶして、世界に売り込む農業への転換が、再生の必要条件だ。 などなど。 ドキッのオンパレードなのだが、文脈をつなげていくと、新たな視点が発見できたような気がするのである。 それは、今、生じている格差が、小泉路線による新自由主義政策によって生じたものではない、という視点。 それは私にとっては、疑ったこともなかった視点、であった。 そして、長谷川氏は。 戦後の日本経済の流れそのものが生んだ格差を、政治の力で逆転させることは不可能、とし、その上で格差弱者のモチベーションを喚起させ、正しい政治的フォローが必要である、という。 新たな視点を昇華しながら、私自身。 痛みを乗り越えた、その先を。生活者の皆様に提示すべきそのイメージを、さらに明確なものに構築しなければならない。 既成概念とか、既得権益とか。染まらぬよう、馴染まぬよう、細心の注意とともに。 常に必要なものは、勇気だ。読後に、感を抱いたのは、その2文字であった。 それにしても、田原氏、さすがに対談の名手であった。
午前、党主催の、中小企業支援に関する勉強会に出席。 松山商工会議所から池田課長をお招きし、同会議所が取り扱う各種金融制度についてレクチャを受けた。 それまで、商工会議所とはあまり縁がなかった私にとって、少しだけ、そのミッションを飲み込むことができた。 松山商工会議所の場合。 松山圏域の約6,600の会員企業を中心に、金融や税財務、労務から人材育成まで、日々様々な、経営支援を行なっている。 そして会員企業の約99%は、地元零細・中小企業ということで、ここが私たち公明党と響きあう部分、といえるのである。 公明党は、「中小企業の元気が、日本の元気」、をスローガンに、全国の中小企業の皆様に貢献する戦いを、今までも、今も、展開している。 おかげさまで、これまでに。 無担保無保証人融資・保証制度や資金繰り円滑化借換保証制度、セーフティネット貸付・保証など、数々の政策を実現させて頂いた。 また、2008年度予算においても、昨年度に引き続いて、中小企業対策予算が拡充・強化される見通しだ。 そして、円滑な事業承継のための抜本的な支援策をはじめ、中小企業応援のための金融・税制改正などが導入される予定となっている。 先頃、公明党では、そうした最新の中小企業向け融資・保証制度と税制を、わかりやすくまとめた、「なるほど!中小企業応援ブック(第3版)」を作成した。 これまで中小企業の皆様のために推進し、中小企業の皆様とともに実現した、いわば、汗と苦労の結晶、の政策ガイドブックである。 ありがたいことに、巻頭には、日本商工連盟会長・岡村正様をはじめ、全国商工政治連盟会長・石澤義文様他からも、温かなメッセージが寄せられている。 さあ、地元・中小企業の皆様の元気のために。 ��なるほど!中小企業応援ブック」をお届けし、更なる、次なる、ご意見ご要望を承りながら。 わが愛媛における、生活者の皆様が実感できる景気回復に向けて、議員一丸となって、地元中小企業の皆様に貢献してまいりたい。 勉強会を終えて。そのために、もっともっと勉強を、と決意する。 ��写真は、松山商工会議所・池田課長のレクチャ風景。)
午後、市内で開催された「成功する単品通販セミナー」に参加。 主催は、中小機構四国支部主催。コーディネーターは、同マネージャ・三井文博氏。(ご参照URL⇒ http://www.smrj.go.jp/shikoku/index.html ) そして、講師は、㈱ディーエムネットワーク・専務取締役の出井邦明氏であった。(ご参照URL⇒ http://www.e-2hands.com/dmn/dmn/index.html ) 実は、講師の出井さんは、私が在籍した広告会社のご出身。早い話、先輩である。 彼は、当時、バリバリの営業マンであり、九州支社長であったのだが、いくつもの単品通販会社の創業期を支え、軌道に乗せていく中で、 ついには、単品通販ビジネスそのものの面白さに魅せられて、コンサルタントとして独立された、実に、ユニークでバイタリティあふれる方なのであった。 ということで、久しぶりの再会を目途に、ご挨拶方お伺いしたのだが、名刺を交換した途端、ユニークな転進はキミのほうだよ、ということで。 なるほど、私の転進も、知る人が知ればユニークなのかもしれない。が、さて。 セミナーは、単品通販ビジネスの基礎編というべき内容で、私にとっては、とっても懐かしい時間であった。 が、今の立場として思うことは、この単品通販ビジネスこそ、まさに、地方活性化の手法として、1つの有効な切り口となりうる、ということである。 なぜか。 単品通販は、距離をハンデとしないから。起業家の情熱そのもの、単品のオリジナル性そのもので、勝負できるから。 愛媛を基点として考えた場合、単品通販ビジネスは、他のどんなビジネスに参入するよりも、障壁が低い、といえるのである。 それはまた、リピート通販といわれるように、顧客とのリピート関係をどのように構築し継続していくか、というビジネスである。 その成功は、地道で着実な、トライ&エラーの積み重ねの中にのみあるといわれ、非常に泥臭く地味ではあるが、だからこそ、とっても人間らしい商売といえそうだ。 そして。議員の仕事も方程式は同じだな、と感じてならない。 本日をきっかけに、出席された地元通販会社の方々に触発と融合が生まれ、そして、いくつものサクセスストーリーが生まれることを祈りながら。 会場を後に、お約束の県民相談へと向かった。 ��写真は、出井講師の講演風景。)
質問準備は、続く。この日の日中もまた、理事者との打合せ。 ようやく、全容が固まり、ほぼ着地となった。 そして、時間を早送りして、夜。久万高原町を訪れ、党員会にお邪魔させて頂いた。 お元気な皆様と久しぶりにお会いでき、目一杯、嬉しい。 ここ数日暖かいとはいえ、久万であり、夜である。とても、寒いのである。 美川など移動するだけでも大変な地域からも、そんなにも寒い中を、皆様、駆けつけてくださるのである。心から感謝するばかりである。 それだけに。 来てよかった、と思って頂けるようなひとときにしよう、そのように決意して、党員会を進行させて頂いた。 資料を基に、先の国会で、公明党がリードして実現した法律・税制と、今国会で推進中の各種の政策についての学習を中心に行なったのであるが。 余談あり、脱線あり、笑いあり。 アットホームな雰囲気の中、次から次へと意見が飛び交い、感想を述べ合い、本当に楽しいひとときの中での勉強会となった。 それは、議員とは何かを教わる、私にとっての勉強会といえよう。 議員は、生活者を、生活現場を、よく知らなければならない。足を運ばなければ、生活者も、暮らしぶりも、実際のところ見えてこないだろう。 そして、政治もまた。生活者に対して、その取り組みをもっと知って頂く努力が必要である。 これは、公明党としても、私自身としても、肝に銘じてまいりたい。先の国会にて、公明党が推進した実績についていうと。 共通項は、その1つ1つが庶民である生活者の声から始まっていること、そして、いずれも大変な状況の中、人間ドラマがあって国を動かしたこと、である。 そんなエピソードを交えながらお話をさせて頂くと、皆様の目の輝きがハッキリと、変わるのである。 残念ながら、こうした公明党の取組み紹介は、マスコミではほとんど取り上げられない。だからこそ、私自身もっともっと語っていかねばならない、ということを今日は痛感した。 とはいえ、椿さんも終わり、愛媛の春も、すぐそこだ。 どんどん久万高原町に足を運び、1人でも多くの方と対話を広げながら。 この町に新たな活気が生まれ、この町の方々が安心して暮らせるよう。 心にも、体にも、汗をかいて、がんばるぞ。そんな、とにかく前向きで、積極的な気持ちにさせて頂いた1日となった。 追伸党員の皆様、お寒い中を本当にありがとうございました! ��写真は、帰り道に見上げた、久万高原町の満月。)
午後、代表質問に関する理事者打合せ。 昨日同様、種々の確認を行なった。いろいろ、あるものだ。 また、この日は、遠く岐阜県の公明党議員から問合せを頂く。環境によい、えひめ液って何、とのこと。 えひめ液? 聞いたことがナイので慌てたが、その文脈で、えひめAI-1(あい-いち)・AI-2(あい-に)のことと判明。 ��ご参照URL:■「えひめAI-1」⇒ http://www.iri.pref.ehime.jp/iri/info/biseibutu/AI-1.pdf 、■「えひめAI-2」⇒ http://www.iri.pref.ehime.jp/iri/info/biseibutu/AI-2.pdf 、■販売先例⇒ http://www.ai-1.com/shop/ ) さっそく部局へお邪魔し、レクチャを頂いた。なるほど、わかったのは。 えひめAI(あい)は、愛媛県工業技術センターが開発・商標登録した、環境浄化微生物の製造ノウハウであるということと、 製造した環境浄化微生物を活用すると、生活排水などの浄化・水質改善、生ごみやペットの消臭、堆肥作り、などに効果的がある、ということである。 そして、製造ノウハウによって、業務用は、えひめAI-1(えひめ・あい-いち)、家庭用は、えひめAI-2(えひめ・あい-に)、と分けられているのであった。 お問合せによって、また1つ知見が広がり、有難く思う。 夜は、久しぶりに友人と会食。よく行くそのお店は、いつもBGMがサザンオールスターズなのである。 サザンのみ、である。で、そこがお気に入り、なのである。 熱い胸さわぎ、以来の大ファンであるがゆえに、どの曲がかかっても条件反射で、当時の風景が浮かんでくる。 気をつけないと、不覚にも涙、になりそうなときもあったりするので気が抜けない。 が、さて。気の置けない間柄の、気のよい会話は、精神衛生上、必須科目である。 質問準備で根が詰まった最近の日常が、ようやくこれでバランスされた感あり。これで明日から、また、さわやか気分で出発できそう、なのである。 ��写真は、サザンオールスターズのアルバム「HAPPY!」CDジャケット。古っ。)