名古屋を発ち、つかの間、大阪の家族を訪ね、急ぎ足で帰松。その足で、支持者の座談会へ駆けつけさせて頂いた。 いつお会いしても、どこへ訪れても、どなたとお話しても、有難いのは、支持者の皆様である。 およそ党派を問わず、どの議員もそうだと思うが、私がそう思う気持ちは、たぶんどの議員にも、負けない。 そんな切り出しから30分弱、お話させて頂いた。 皆様の代表として議員にさせて頂いて、約10ヶ月。 この間の、いわば私の体験談と、党の取り組みについてご紹介させて頂いたのだが、ここで先ほどの、有難い、という話に戻るのである。 つたない私の話を。 こんなにも温かな眼差しと、柔らかな表情で聞いてくださるのは、そこに真心があるからであって、他ではありえない、だからこそ、なのである。 特に、今日は2月16日という、特別な日。私にとって、人生のターニングポイントとなった日。 そんな感慨もご披露させて頂きながら、あっという間にひと時は過ぎ去り。 終了後、お1人お1人、お見送りをさせて頂きながら、たくさんのお声をかけて頂いた。えてしてだが、ここから第2ラウンドが始まった。 お時間の許す限り、順番にお話を承った。国に対する不信と不満、県に対するご要望、個別のご相談、様々だ。 で、結局。 生活者は決して政治に無関心ではない、ということ。むしろ反対に、政治にものすごく敏感で、たくさんの情報と意見を持っている、ということ。 そんな確信を、また1つ、心に刻ませて頂いたのであった。そして、ふと、草の根、という言葉が浮かんだ。 大辞泉によれば、隠れて見えない草の根もと、という文字通りの意味と、民衆ひとりひとり、一般大衆、政党・結社などの指導者層に対していう語、とある。 指導者層の対語が、草の根、と。 言葉の意味が、時代とともに変化するならば。 草の根。草木と大地の結節点。政党・結社などの指導者層と民衆を互いに結ぶ、信頼関係を表す語。 そんなふうに、辞書の定義が書き換わるような時代を、いつか拓いてまいりたい。1つ1つ力をつけながら、支持者の皆様とともに。 草の根、である座談会場を後にしながら、心で頷いた。 ��写真は、瀬戸大橋にてJR車窓から見た瀬戸内海。波の糸ひき、浮かぶ船2隻。)