午前、党務。午後と夜は、市内5ヶ所の支持者座談会に参加させて頂いた。 どちらの会場も温かく受け入れてくださり、感激に堪えないし、いつも真心からご支援くださる皆様に、感謝が尽きない。 貴重なお時間を頂き、お1人お1人に心を込めて。昨年から今日までの御礼と、自身の近況及び決意を述べさせて頂いた。 この、9ヶ月。 議員になる前のお約束、議員となった際の初心を、1日も揺るがせにせず、それのみを頼りに、無我夢中で走りぬいてきたこと。 その中で、感じたこと、学んだこと、掴んだこと。そして、これからも謙虚に、誠実に、初心をたもちながら、果たすべき自身の使命のこと。 心にあるままを、ありのままに。ありのままとはいえ、しっかり心に刻みながら、お訴えさせて頂いた。 もとより議員たるもの、発言には責任を持たねばならないからだ。そう考えると、いつもながらだが、私のありのままは、常に緊張状態100%なのである。 そして、自身の拙さに、いつも心で苦笑いなのだが、さて。 いくつかの会場にて、せっかくの機会だからと、いくつかの質問を賜った。新人議員には、抜き打ちテストのようなドキドキ、を感じる瞬間である。 一方、力ある先輩議員は、こういうとっさの場面で、頭の中にあるいくつもの引き出しを、自由に駆使することができる。 TVに出演される国会議員もそうだし、身近においても、そういう先輩議員をたくさん見てきた。 残念ながら、私の頭の中の引き出しは、極めて乏しい。いくつか開けて、その中にあればよし、なければ終わり、なのである。 今日も、そういう場面がやってきた。わかりかねますので、お調べして後日ご報告させて頂きます、というしかないのである。 発言に責任を感じるからこそ、なのだが、いかにも新米議員です、ともいえる。もはや、猛烈に勉強するしかない。 生活者と生活現場へ、動き、走り、語り、感じる毎日にあって。議員たるもの、自身のナレッジマネジメントにも責任を持たねばならないのだ。 つくづく、猛烈に勉強するしかないのである。痛感を通して、支持者の皆様から教えて頂いた1日であった。 ��写真は、大空をゆく、たぶん、トンビ。頭の中を自在に飛びまわりたい願望の象徴として。)
10:00より、平成18年度決算特別委員会が開催された。 私は委員ではないけれど、新人はすべて勉強、とばかり、傍聴出席させて頂いた。 今日の審査は、総務部・企画情報部・県民環境部・経済労働部・警察本部の5部局。残りの部局については、次回18日の開催となる。 各部局ごとに、それぞれが所管する事業の成果と決算内容に関する説明が行なわれ、その後、各委員による質疑が行なわれた。 お昼をはさんで、みっちり5時間。7分冊800ページ強の、ほとんど数字ばかりの分厚い資料との格闘に、ヘトヘトとなる。 さて。今回決算審査を行なう平成18年度というのは、県の財政構造改革スタートの年であった。 少し、解説すると。 平成16年度の三位一体改革による、いわゆる地財ショック以来、全国のほとんどの地方で、地方交付税をはじめとする依存財源が大幅に削減されることとなった。 平成18年度は、そうした状況を前提として。 県の財政構造のあり方を模索し定めた財政構造改革基本方針に沿って、第5次愛媛県長期計画における今後5年間の後期計画を、策定実施した初年度なのである。��ご参照URL⇒ http://www.pref.ehime.jp/020kikakujoho/010kikakucyouse/00007791060420/tyukivisiontop.htm ) その決算は。 一般会計が、歳入6,267億8,652万円・歳出6,183億3,702万円。特別会計が、歳入230億6,530万円・歳出188億9,669万円。 職員各位の不断の努力により、いずれも実質収支は黒字を計上しているが、決して、良かったよかった、と安心できる状況にはないのであって。 県債残高、つまり県の借金総額が、過去最高の9,742億円となっていること。その借金規模は、実に、年間予算の約1.5倍に相当する。 また、公債費、いわゆる毎年返さなければならない借金返済額が、982億円と膨らんでいること。それは、一般会計の歳出の約16%を占め、財政裁量を大きく圧迫している。 そして、いざという場合の財源対策に充てる基金残高が、約127億円となっていること。これは、前年度比約24%減で、ほぼ枯渇状況といえる。 あるいは、決算を家計でイメージすると。 収入が激減する中、子育てから医療・介護まで必要経費と借金は毎年増え、切り詰めて切り詰めて、何とか黒字としているが、貯金もほとんど使い果たしたギリギリの暮らしぶり、といえようか。 考えれば考えるほどに、深刻な財政状況である。その中で舵を取らなければならない県の行政責任は重大だ。 委員会を傍聴して、痛感した。そして、この難局を乗りきるために、自分に何ができるか。 未熟と非力をいう前に、勉強あるのみ、行動あるのみ。800ページにわたるわが県の行政サービス全体を、ありありとイメージできてこそ。 真のムダも、モレも、合理も、効率も。トヨタ式にいえば、永遠のカイゼンはそこから始まるのだ、と思った。 まだまだ駆け出しの身には、究極至難の道のりではあるが、その高みへ必ず辿りつくのだという信念を持って、着実に前進してまいりたい、と思う。 ��写真は、本日の資料。その厚さ、ほぼケータイ幅。)
ある壮年の方から、お電話を頂く。それは、党に対するお叱りを含む、貴重なご意見だった。 今、ガソリン税が国会の争点の1つになっているが、公明党は、なぜ下げようとしないのか、と。 報道は、自民と民主の対立ばかり取り上げ、公明党の存在はほとんど埋没している。どころか自民党と癒着の印象ばかり伝わり、残る。 また、生活者の党を標榜しながら、生活者の気持ちに敏感に反応していない。まったく、民主党にお株を奪われている。 私だけでなく、まわりの多くも同じ気持ちだ。生活者に対して、もっと敏感に反応してほしい。 そして、庶民として、支持者の1人として、どうしてもこの思いを党本部に伝えたくて、県議であるあなたに電話をかけたのだ、という。 もう思わず、感謝の気持ちが込み上げてきた。堰を切ったように、感謝と御礼を申し上げた。 そして、その思いを必ずお伝えすることをお約束した。その上で、この問題の論点と党の見解について、私なりに感ずるところを率直に申し上げさせて頂いた。 正式にいうと、租税特別措置法。 その第89条第2項に定めた揮発油税の暫定税率の適用期間が、本年3月31日で、切れる。この暫定税率を撤廃して当初税率に戻すのか、そのまま維持するのか。 というのが、この問題の主要な論点である。但し、その歴史から検証すると、非常に複雑にして実に深い問題ではあるが。 まず、撤廃すると、税収が約2.7兆円減る。愛媛に関していうと、市町を含めて約200億円減収という試算もあり、これでは道路整備事業はまったく成り立たない。 どこか別のところから財源を確保しようにも、あまりにも巨額すぎるため、結局、大幅な行政サービスカットか、新たな負担増か、いずれにしても県民に多大なしわ寄せが生じてしまう。 それは困る、維持してほしい、というのが、愛媛ばかりでなく、全国の地方自治体のほぼ共通した意見だ。わが県を含む32県議会が、道路特定財源確保を求める意見書を昨年12月議会にて可決している通りである。 一方で。 暫定税率を撤廃すると、ガソリン代が1リッターあたり、ざっと25円、値下げできる。普通自動車なら、1回満タンで、1000円前後違ってくる計算だ。 原油の高騰が続く中、これは、庶民にとっては大きい。暫定税率を撤廃してガソリン代を値下げしてほしい、というのは、まさに庶民の皆様の実感であろう。 公明党としては、地方自治体の声と現実の財政事情を踏まえ、ギリギリの判断で暫定税率維持のスタンスだが、一方で、庶民の生活をしっかり守る観点から、原油高騰対策を、同時に、着実に、進めている。 地方議員との連携で。福祉灯油の全国推進をはじめ。 離島・過疎地域の足の確保、中小企業の資金繰り支援、運送業者への高速料金引き下げや、農漁業者への経営支援などの他、便乗値上げなどの価格監視など、諸対策を推進している。 壮年の方と、ひとしきり。胸襟を開いた語らいを有難く感じながら、お叱りが励ましへと変わりながら。 その中で、ハッとしたことがある。例えていうと。 0か100か、ではない、その間の落としどころを見つける議論はできないか、ということだ。 その間が、30なのか、60なのか、それとも、やっぱり0か100しかありえないのか。どの党も、それを言わない、と。 なるほど、その通り。すばらしい、ご指摘に感動したのである。 もちろん、税率に手をつけ出すと大変なことになる、ということは容易に推察できる。が、汗をかきながら、それを提示することこそ、私たち公明党の役割なのではないか。 予期せぬ、1本の電話に。深く考えさせられ、そして、受話器を置いてからも、感謝が込み上げてきた。 その壮年の方のまごころと、頂いた貴重な示唆にお応えできるよう、しっかりと力をつけてまいりたい、ただただ、そう思った。 ��写真は、愛南町・松軒山公園の風見鶏。その敏感を、見習いたい。)
今日は1日、しまなみデー。 今年に入って3回目の今治訪問だが、まだまだ訪れなければならないところは沢山ある。足しげく通い、一人でも多くの方と対話を重ねてまいりたいと思う。 さて。 日中は、今治の支持者会合に参加し、お一人ずつ心を込めて、御礼のご挨拶をさせて頂いた。皆様の笑顔に励まされながら、本年の飛躍をしっかりと、心に期した。 会合終了後は、石井・谷口今治市議とともに、街頭遊説へ。寒風の中、のぼりとハンドマイクを持ち、市内3ヶ所の辻立ちである。 最近の、国政における公明党の取り組みと成果について、今年度補正予算および来年度予算編成の観点から、力いっぱいお訴えさせて頂いた。 改革は継続しつつも、負担増・格差の緩和など国民生活を重視すべき、というのが私たちの主張であり、予算案に盛り込んだ具体的事例のいくつかをご紹介させて頂いた。 行き交う車からお手を振ってのご声援や、ご通行中の皆様から頂くひとことのお声がけが、凍てつく寒さの中、暖かく心に沁みた。 支持者の皆様への感謝の気持ちとともに、ご期待に添えるさらなる成果を出せるよう、国と地方の公明党ネットワークを駆使してがんばらねば、と決意する。 街頭遊説終了後は、一路、西条市へ。 その移動途中に、あまりにも懐かしい方のお店を発見し、思わず立ち寄った。ご家族の方からお元気そうなご様子を伺い、ご発展ご活躍を、と心から思った。 向かった西条市では支持者会合に駆けつけ、そして皆様に、お寒い中をようこそおいでくださいました、との思いで御礼のご挨拶をさせて頂いた。 青年の笑顔が、ひときわ眩しかった。 しまなみでの終日は、あっという間に過ぎ。今日移動したあちらこちらで、刻まれた青春の足跡が交錯した。 たとえば、どんどびで。あるいは、今治城で。また、高速ができる前のルート11号で。 あぁ。この地での、いくつもの出会いと体験のこもごもすべてに、大感謝、を思う。 とともに。育てて頂いたしまなみとしまなみの皆様に、必ずご恩返しの貢献を、と、決意が込み上げる。 充実の1日を終えて、家路をめざす22:00。桜三里には、粉雪が舞っていた。 ��写真は、テクスポート今治での遊説風景。右は公明党・谷口今治市議。)
今日は、終日、愛南町デー。走って、走って、300Km。 企業訪問と、県民相談と、観光・商業施設の視察と。そして、支持者の皆様へのご挨拶にお伺いさせて頂いた。 たくさんの方にお会いでき、感謝の思いでいっぱいになる。出会いの1つ1つに、感動あり、発見あり、驚きあり、で、何を綴ろうか迷うのだが。 つらつら思うに。 今日お会いしたどの方からも、素朴でほのぼのとした温かさが伝わってきた。それはきっと、ご当地が育んだ、南予人特有のトーンなのであろう。 また。 対向車や後続車をあまり気にすることなく、美しいリアス式の海岸線を伝って走っていると、視界に広がる雄大な宇和海、整然と並ぶ養殖いかだ、点在する小島と、対をなす空の雲。 風光明媚とはまさにこのことだ。気持ちが、ゆっくりと、癒されていく。 この、実にゆったり感じる時間の流れの中にこそ、この町の重要な価値がある、と思わずにいられない。 松軒山に上がってみると。蝋梅が、今が盛りと咲き薫っていた。 鮮やかなレモンイエローが眼前に広がり、吹く風に甘い香りが伝わってくると、ここでもまた、あわただしい日常から解放された気分になる。 道の駅MICに行けば、特産品がズラリ。 特に、魚の安さには驚きだ。ワンコインあれば、家族が十分満腹になれるに違いない。 野菜も、とれたてだから新鮮だ。トレーサビリティなどと難しいことをいわなくても、どこそこの誰々が作った、と書いてある。 そのほかにも書けばキリがないほどに。いわゆる田舎のよさが、随所に感じられる町である。 深刻明らかな、少子高齢化も、過疎も、財政再建も。このゆったり時空に浸っていると、何とかなるとさえ思えてくる。 今、必要なのは、悲観主義から楽観主義への、心の切替えなのかもしれない。 いずれにしても、難題解決の糸口は、地域経済の復興にあり。これが、衆目の一致するところだ。 今、この町は。あいなんブランドの構築を目指し、様々な取り組みに懸命なのである。 ポテンシャルは、十分だ。来てみるとよかった町、から、高いお金を払ってでも行きたい町へ。 そんな、全国に希望と感動を与えるドラマを、皆様とともにぜひ作っていければ、と思う。 ��写真は、松軒山に咲き薫る、蝋梅)