今日は、不肖・私の誕生日。早生まれのため、遅ればせながら、44歳となった。 当たり前だが、この年になると、プレゼントも、ケーキも、ないわけで。もはや、誕生日は特別な日ではなく、淡々と受けとめる365分の1日である。 と、いつもと同じように、さりげない朝。自宅から公務へと向かう。 午前は、各部局からわが会派に対して説明事項の来訪が相次いだ。午後は、来年度予算要望の第1回会派打合せをみっちりと行ない、また、新たな県民相談を種々承った。 そうして、1日はあっという間に過ぎ、帰宅後。 書斎、といっても手狭な一室で、私は、明日からの県外視察の下調べ、党務連絡などに粛々と励んでいた。 しばらくして、ドカドカと子どもたちの足音が近づいてきた。ドアが開くなり、こっちへ来て、という。 何、なに?と思って、リビングルームにいくと。2人そろって、ハッピーバースデー トゥー ユー ♪である。 ハハァ~ン。で、合唱が終わると。 お誕生日おめでとう、のかけ声とともに、2人から私に、ラブレター授与式が行なわれたのである。謹んでお受けいたします、なのである。 予期せぬ子どもたちの計らいに、私は、すっかりやられてしまった。こんなことされると、感激するではないか。 ラブレターの中身はというと、8歳の息子からは、私へのメッセージだった。 そして、もうすぐ4歳になる娘からは。 家族の似顔絵と、たくさんの小さなハート型の切り抜きと、折紙作品と。キティちゃんのシールと、お菓子が、ぎゅうぎゅう詰めに入っていた。 愛情がいっぱい詰まった、ラブレター。私にとっては、何よりのプレゼントであった。 やっぱり、誕生日は、特別な日。それは、年に1度、大切な人との愛情を確認する日なのかもしれない。 子どもあっての自分、家族に支えられてこそがんばれる自分、というものをあらためて確認した1日となった。 44歳の初日に、しみじみと。家族に、ありがとう!を、思う。