午後、地元衆議院議員の新春の集いに参加した。 すわ、解散か。と思うほどに支持者が終結し、熱気あふれる会合であった。 ひと通り、登壇者のお話に耳を傾けた後、早々に辞去したのだが、党派が違うとはいえ、実に、貴重な示唆を得たひと時であった。 まだまだ駆け出しの新人議員の私からすれば、政権の中枢で活躍されるその方の存在感は、まさに巨大。 例えば、ゾウさんとアリさん、である。 その方は、話に説得力があるゾウ、世界を股にかけているゾウ。私の方は、経験も知識も困難アリ、だが、初心アリ、精進アリである。 アリはアリでも、県民の皆様のための、働きアリに徹するのみ、である。と、お世話になっているあの方この方の顔が浮かんできた。 さて。ゾウさんといえば、巨象ともいうべき世界的企業の特集記事に目がとまった。��日経ビジネス2008.1.7号/写真) タイトルは、トヨタとGE。副題は、100年革新・強さに溺れない経営、である。 2007年自動車世界生産台数で世界一が確実の、トヨタ自動車と、時価総額42兆円、世界最強複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)。 日米の、巨人。そこには、世界最高峰を極めたもの同士の共通項が、ある。 両社が求めているのは、永遠と普遍、であろう。それ以上、解説するのはおこがましいので、ぜひご高覧を頂きたく。 私が、特に感銘を受けたのは、GE会長兼CEOジェフ・イメルト氏の、次のコメントである。 「私は、GEのCEOとして、並々ならぬ大きな情熱、エネルギーを持ち、新しいアイデアを学ばなければなりません。 こうした湯気が出るようなエネルギーがなくなれば、私は本当に辞めるべきです。昨日起きたことではなく、明日何を起こすのかを日々考えて実行する必要があります。 これが私の考えるGEのリーダーのあるべき姿です。」 湯気がでるようなエネルギーで、明日何を起こすのか、日々、学び、考え、実行し続ける。 世界一の経営者の、凄まじいばかりの生きざまに圧倒された。それはそのまま、政治家に求められる根本精神であるからだ。 万分の、億分の1かも知れないが、小さな湯気を出しながら、私も、氏の実践を見習ってまいりたい、と思う。