月刊誌「潮」を読んだ。 12月号・1月号と、上下で組まれた特集のタイトルは、「公明党を創立」。公明党の創立は1964年であり、その年はまた私の生まれた年でもある。 そして、いうまでもなく。わが公明党の創立者は、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長である。 恩師・戸田城聖先生のご構想を胸に、当時の政治勢力と対峙しながら、大衆とともに、池田会長がどのような思いで、政党結成を決断され実現されたのか。 特集には、その舞台裏の検証とともに、ドキュメント構成で、知られざる歴史が綴られていた。 池田会長の。 1960年安保闘争時における、岸総理との電話のエピソード。杉の巨木が描かれた、一幅の日本画に込めた思いのエピソード。 一本の鉛筆をかざして、大衆のための政治を示したエピソード。将来、国会に会派をつくる時は公明会、との恩師の遺言のエピソード。 初めて知る歴史の壮絶と必然に、私は、大いなる感情に包まれた。そして、私たちの先輩もまた。 怒りっぽい性格を悩んだ青年時代、その方は、悪に怒る政治家たれ!との激励を受け、奮起の末、それが現実となった。口利きに金がかかる時代、その方は、お願いに来られた老婆のズダ袋を受け取らず、真心で対応し、その老婆は感涙に咽ばれた。 その方は、政治家に見放された労働者の集まりに飛び込み、戸惑い、そして初めて、大衆とともに、という真髄をつかまれた。その方々は、伏魔殿に正面から切り込み、冷笑と罵倒の中、し尿処理問題も、食糧費問題も、贈収賄事件も解決された。 池田会長と、草創の名もなき大先輩の方々と。そこに、どれほど筆舌の苦労と決断があったことだろう。 尽くせぬ感謝と畏敬の歴史の上に、私は、いる。その責任が、どれほど重く、大きいか。 そして、特集を読み終えて。 ふと、私の原点である青春の1ページが蘇った。あの時の、あの瞬間の延長上に、私は、いる。 ゴールを見失わず、間違わず。ただひたすらに、精進あるのみ、と誓った。
仕事の転勤で松山に来て、5年が経とうとしている。その当初から大変お世話になったある方が、昨日お亡くなりになった。 午前。大先輩であり恩人であるその方の、最期の旅立ちを、お見送りする。 在りし日の1コマ1コマが、脳裏鮮やかに蘇り、涙があふれて止まらなかった。大先輩への尽きぬ感謝と、心からの哀悼を捧げるとともに、深い決意を心に誓った。 敬虔な気持ちそのままに、午後は、久万高原町と市内を走った。 いくつかの新たな県民相談を伺い、県庁内の部局折衝その他の執務を行なった後、夜は、愛媛FC2007活動報告会に参加した。 例年、シーズンを終えたこの時期に開催されるのが常だそうだが、今年は、雰囲気が全く違う。 アジアチャンピオンの浦和レッズを破り、強豪・横浜FCを破って、ベスト8進出という、天皇杯全日本サッカー選手権大会での快進撃が続いているからだ。 愛媛FCをサポートする官民各界の代表が集結した会場は、活気にあふれ、各テーブルは、否が応にも盛り上がる。 亀井社長・望月監督・選手を交えて、感謝と喜びの会話が花と咲いていた。 つくづく、勝負は勝たなければならない、と思った。そして、相手が強ければ強いほど、喜びもまた大なのだということを、あらためて実感した。 スポーツと、政治と。世界は違っても、直面する政治課題の解決を1つの勝利と捉えるなら、方程式は同じであろう。 課題解決を阻む敵に対して、どのような戦略と戦術を立て、どのようにアプローチすれば勝てるのか。そのために必要な、日々の実践トレーニングは何か。 政治家こそ、こうした勝負勘を、常に研ぎ澄まさねばならない、と思った。 さて、その愛媛FC。 天皇杯ベスト4を賭けた次の対戦相手は、川崎フロンターレ。12/23(日)13:00、埼玉スタジアムにてキックオフ予定だ。 相手はJ1リーグ第5位という強豪だが、何しろこちらはアジアチャンピオンにも勝っている。その勢いで、元旦の国立競技場から、わが愛媛に最高の初夢を見せてほしい。 がんばれ、愛媛FC! ��ご参照URL⇒ http://www.ehimefc.com/p/index.html )��写真は、今シーズンの活動報告を行なう、㈱愛媛FC/亀井文雄社長)
朝から夜まで目一杯の、1日。午前は、本年の掉尾を飾る、公明党愛媛県本部の議員総会。 石田祝稔衆院議員・山本ひろし参院議員を含めて、欠席者ゼロ。団結も力強く、今後の取組みについて意思統一を行なった。 午後は、支持者会合への参加と打ち合わせを頂き、夜は、公明党青年局懇談会に出席させて頂いた。 その中で、特に、青年局懇談会について。 今晩お集まり頂いたのは、20代・30代の男女青年党員15名。師走のお忙しい中を、東・中・南予の各地から、駆けつけてくださった。 駐車場にて、皆さんをお迎えしながら。 寒風をものともしない、そのはつらつとした笑顔にはまぶしさを、その心情と心意気には感謝を、感じずにはいられなかった。 さて、その懇談会。冒頭、私から、その趣旨と目的をご説明させて頂いた。 まとめると。 急速に進む少子高齢化・人口減少社会、また格差社会といわれる中で、公明党青年局としては、特に、若年者雇用対策が急務であると考えていること。 そのために今回、全国各地で、一斉に、青年層に対して各種のヒアリングを行ない、早急に集約・分析した上で、実効ある政策を立案し、国会での実現を図っていくこと。 同時に、この集まりを機に、青年世代の様々な生活上のご意見・ご要望を伺い、各行政レベルごとに、課題解決に向けてしっかり取り組んでまいりたい、ということである。 しばらくのアイドルタイムの後、いったんかかったエンジンは、止まらない。次々と意見が飛び交い、終了時間を1時間30分近くオーバーしてしまった。 藤原青年局長を中心に、その横で。私は、始終、細大漏らさず、青年の声に耳を傾けた。 1つ、ハッキリと感じたことがある。 やはり、これからの新しい時代を創るものは、彼ら青年の熱と力なのだ、ということを。そして、ひとつのきっかけで。 もっと政治のことを知りたいし、様々な弱者が報われる社会にするために私も何かしたい。そう本気で思える、彼らのしなやかな感受性に、希望と感動が込み上げてきた。 この青年世代のために、また、この青年世代とともに。 それがいかに困難であったとしても、次の新しい時代を何としても創り、拓いていかねば、と強く決意する1日となった。 ��写真は、議員総会で国政報告を行なう山本ひろし参院議員)
今日は終日、久万高原町にて遊説を行う。党員の皆様とともに、広大な同町を走りに走り、20箇所近く回らせて頂いた。 統一地方選、参院選と、選挙遊説の経験値は、私にも多少あるけれど、いずれも先輩議員に同行してのものである。 今日は、議員は私だけ。初めての党・政策遊説だけに、緊張と不安に包まれてのスタートであった。 が、ハンドマイクを片手にしたとたん、思いのあふれるにまかせた。拙いのはもともと、等身大でいこう、と。 そして現在、公明党が取組んでいる様々な政策と、この間に実現した実績の一部を、私自身の決意とともに、心を込めてお訴えした。 まずは、何といっても、政治資金の透明化を推進したこと。 そして。 高齢者医療制度の、新たな負担増を凍結したこと。母子家庭の児童扶助手当の、一部削減を凍結したこと。 改正被災者生活再建支援法で、被災者保護内容を拡充したこと。改正最低賃金法で、労働者の賃金引上げを実現したこと。 障害者自立支援法の、抜本的見直しを行っていること。B型・C型薬害肝炎患者への救済策を、急ピッチで準備していること、等等。 いずれも。 さまざまな、弱者といわれる方々の切実な声を、真正面から受け止め、そのお気持ちを代弁し、反映させて頂いた政策ばかりである。 ねじれ国会といわれ、審議の停滞を厳しく指摘される中で。だからこそ、生活者の視点に立った政策を何としても推進しなければならない、その1点で。 公明党は与野党の橋渡し役となって、汗をかきながら、がんばらせて頂いている。どこまでも、生活者である庶民の皆様の党なのだから。 町内のあの辻で、この辻で。 公明党は、国会議員と地方議員がしっかり連携して、庶民の皆様の手足となって働き、さらに生活の安心が広がるような政策の実現をめざしてまいりたい、との決意をお訴えする。 道行く方々のご声援が、心に沁みた。お手をとめてお聴きくださる方の、笑顔と頷きが、心に響いた。 そして何より。一緒に、マイクを握って同行頂いた地元党員の皆様に、心より感謝の気持ちでいっぱいだ。 草の根の、こうした取組みの大事を、肌身に沁みて学ばせて頂いた1日となった。
10:00より常任委員会が開催される。所属する環境保健福祉委員会に出席した。 今回は、本会議の議案も少なく、自身の一般質問の機会もなかったので本委員会での、所管事項における質問を、心に期していた。 まず、保健福祉部関連。 開会を告げる白石委員長の開口一番、私は挙手した。質問したのは、薬害肝炎訴訟問題についてであった。 昨日、西条市在住の女性が、国と製薬会社を相手取って訴訟に踏み切ったことは既報の通り。報道に接し、私は、彼女の、実名を公表してまでの、その痛憤の訴えに、心が激しく痛んだ。 一義的には国と製薬会社の責任だとしても、県としてはできる限りのサポートを行うべきとの思いから、県内のフィブリノゲン投与実態はどうか、それに対する対応についての考えはどうか、を問うたのである。 やはり、投与された患者は彼女1人ではなかった。現時点で確認されている方は全部で6名、いらっしゃるそうだ。 国の対応を見守りながら、県として可能な救済サポートを検討したいとのことだが、まだ明らかになっていない方も含め、何としても救済されるよう注視してまいりたい。 また、妊婦検診の助成について、各市町の実態と、今後の拡充見通しを伺った。 現在まで、同無料検診の回数は、概ね2回という実態に対し、今月から松山・西条など8つの市町で、来月は上島町で、そして来年4月には、県下すべての市町で5回に拡充される、ということが明らかになった。 少子化対策という観点からも、出産に対する安心の広がりという観点からも、今回の措置は大いに評価したいし、さらなる拡充を、今後も求めてまいりたい。 県民環境部関連では、今年度から導入された、資源循環促進税、いわゆる産廃税について伺った。 約1億円の新規税収を見通し、懸念された不法投棄の増大も見られない、との回答を得た。導入目的である循環型社会の進展に向け、他の政策との整合も踏まえ、注視してまいりたい。 それにしても。 わが委員会は発言が活発だ。いつも、時間の足りなさを感じるほどだ。 扱うカテゴリも、各委員の熱気あふれる空気も、理事者の誠実さにも。大きなやりがいを感じさせてくれる、本委員会に所属させて頂き、本当にありがたい、と思う。 私の立ち位置は、県民・庶民の皆様の、気持ちと目線。 これからも、環境について、福祉について、着実に研鑽を積みながら、皆様の声をしっかりと県政に届けてまいりたい。 ��写真は、松山市内のイルミネーション・ファンタジー、ひかりの花園プロムナード)