今日は、北朝鮮人権侵害問題啓発週間の最終日。 午後、伊予鉄髙島屋前にて、北朝鮮拉致被害者救出の街頭署名運動が行なわれ、県拉致議員連盟の一員として、救う会愛媛の皆様とともに参加させて頂いた。 会場には、拉致被害者家族連絡会の増元照明氏も駆けつけられ、その必死の訴えに、通行客の多くが立ち止まり、熱心に聞き入っていた。 私も、署名ご協力のお願いを声を枯らして呼びかけ、チラシを配布しながら、また、ハンドマイクを握り、拙くも精一杯、救出へのご理解ご協力をお訴えさせて頂いた。 師走のお忙しい中、足を止め、たくさんの方々に、ご署名・募金を頂き、感謝の気持ちでいっぱいとなる。全員救出のその日まで、活動は終わらない。 ご家族のお気持ちを考えると、ここからは時間との戦い、と気持ちを引き締めながら、無事終了となる。 続いて、次の会場に移動し、KHJ愛媛こまどりの会の定例会に参加させて頂く。今日は、社会的引きこもりに関する、この間の県政・国政での取組みに関するご報告を行なった。 私に関しては、6月議会と9月会議の2回にわたる質問内容、国政に関しては、山本ひろし参議院議員による委員会質問内容。 それぞれをビデオ上映し、行政の回答状況や今後の見通しについて解説を交え、お話させて頂いた。そして、その後の懇談会では、親御様・関係者の方々から、様々な新たなご要望を頂いた。 ご要望というより、皆様の、その赤裸々な心情の吐露に、この問題の深さと重さ、複雑さと至難を、思い知らされることとなった。 自身の非力に、立ちすくんだ。そして、決意した。 汗をかくだけではダメだ、身も心もグチャグチャに、あるいは泥んこになるまで悩まないとダメだ、と。政治はキレイごとでは、ないのだ。 社会的引きこもりの問題は、その解決に向けて、まだスタートラインに立ったばかりといえる。 解決の糸口は必ず現場にある、とすれば、今日の定例会で得た知見と触発をどのように次につなげるか、私自身が試されているであろう。 NPO、サポステ、アウトリーチ、ネット、コラボ、ボーダレス。とある参加者から頂いた今日のインスピレーションは、ヨコへのイマジネーションだった。 必ず、次の展開につながるヒントがここにある。心からふつふつと、闘志がわいてきた。 明日の上京を前に。 飛行機でも、モノレールでも、今日の続きを考えよう。解決のその日まで、活動は終わらないと、肝に銘じて。 ��写真は、KHJ愛媛こまどりの会定例会風景)
昼は、県民相談。夜は、市内4ヶ所の、支持者座談会に参加させて頂く。 皆様のお元気な姿に接し、よし、がんばるぞ!と、心が弾むとともに、大変な中での、日頃のご支援に対して、心より感謝が込み上げる。 そんな思いで、本年1年の御礼と、近況と決意など述べながら、1つ、障害者就労に関するご報告をさせて頂いた。 一昨日のことだった。山本ひろし参議院議員から私に、連絡が入った。 それは、かねて私が山本議員を通じて国に要望していた、障害者就労支援要望の1つが実現した、との連絡報告であった。 その日、平成20年度の与党税制大綱が決定したのだが、その中に、「障害者の働く場への発注促進税制の創設」が、新たに盛り込まれたのだという。 概要をかいつまんでいうと。 障害者の働く場に対する発注を前年度より増加させた企業について、企業が有する固定資産の割り増し償却を認める、というものだ。��ご参照URL ⇒ http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/h20kaisei/kouseiroudou/20j12.pdf ) それが大綱であり、暫定版だとしても。大きな感慨を、覚えた。 約半年前の6月議会で、私は、県下企業における、障害者の法定雇用率低迷の現状をふまえ、現在課せられている金銭ペナルティを、仕事の発注に切り替えてはどうか、という要望を述べた。 しかし、これは国マターなので、県としては回答できる立場にない、とのことだった。それなら、とばかり私は即、山本議員に連携をとり、国への働きかけを強くお願いしたのであった。 議員には、有難くも、わがこととして尽力を頂き、若干カタチは違いこそすれ、要望趣旨に沿った、この度の新設税制の実現となったわけである。 このことは、まさに、ネットワーク政党・公明党の本領であるし、 そもそも、今日お伺いした地域の、ある壮年からのご要望に端を発しているのであることを考えると、1人の庶民の声にどこまでも真剣に取り組む、これが公明党らしさであると、確信を覚える。 ひるがえって。県民の皆様から頂いた要望に対して、私は理事者に対して常々呼びかける。 財政が厳しいからできない、のであれば、ともに知恵を出し合いませんか。国マターでできない、のであれば、ともに国にかけ合いましょう、と。 要は、そのお1人の気持ちに立って、その要望実現のために、最後の最後まで、ともに汗をかきませんか、ということである。 事実。この地域の、名もなきたった1人の小さな声が、国を動かしたのである。 庶民の声が国を動かしたという、私の報告に、思わず支持者の皆様から拍手がわき起こった。やればできる、もっとがんばれ、と。 温かな笑顔に包まれながら、私は、このような庶民の皆様のために働かせて頂いているのだ、という誇りと、自身の使命を、あらためて強く、感じさせて頂いたのである。 明日もまた、目の前のお1人のために全力で、と思う。
午前、党務の打ち合わせ。 先輩の一挙手一投足をつぶさに注視し、頭の中をグルグルと、思考を巡らせる。そして、1つ1つの知見を、脳内に叩き込み、境涯という胃袋に詰め込む。 それが、新人議員としての、今の私に必要な訓練だ。議員としての一人前を、焦ることなく、遅れることなく、急がねば、と思う。 お昼過ぎに、打ち合わせを終え、議会控室にて公務少々。夜は、市内4ヶ所、支持者の座談会会場を回らせて頂く。日頃のご無沙汰をかたじけなく謝しながら、御礼と決意をお伝えさせて頂いた。 いずことも、そこには輝ける庶民の皆様が、いた。そうした庶民にこそ、政治は光を当てなければならないし、私の使命もそこにある。 折に触れ、縁に触れ、初心と原点に立たせてくれる皆様に、心から感謝したい。 さて。 そんな中で、あるご婦人からアドバイスを頂いた。これは小さなこと、と気遣ってくださったが、私にとっては大きな気づきであった。 四方八方・目配り・気配り・油断なし。民間勤務時代、広告業界で働く者のスタンスとして、繰り返し叩き込まれた鉄則である。 その姿勢は、サービス業の原点ともいえる。行政も議員も、その仕事の本質は、サービス業でなければならない。 けれでも、今日の私の反省は、配慮の足りなさ、であった。事前準備のプロセスに、甘さがあったのである。 これで、よし、と、途中で思ってしまった自分がいた。右から左へ、と、知らず油断をしてしまった自分がいた。 ちょっと待て、モレはないか、ヌケはないか、本当に大丈夫か、という、想像力と敏感力を欠いてしまった。 お気を悪くさせてしまったことを申し訳なく思うとともに、ご婦人の貴重なご指摘に感謝したい。 さあ、今日からまた。四方八方・目配り・気配り・油断なし。 終わりのない、自身との戦いに再び、挑戦だ。 ��写真の、県庁本館エレベータ階数表示は、右から左)
今日は、12月議会の最終日。全議案が可決し、閉会となる。 但し、可決といえど、特に、委員会付託の請願事項と議員提出議案では、反対・退場・除斥など、会派・個人のスタンスがそれぞれに反映され、それはナゼかと考えると、とても興味深かった。 さて。次回の開会は、来年2月。 自身初めての、代表質問に立たせて頂く予定だ。今からしっかりと、構想を練ってまいりたい。 午後は、拉致問題についての庁内研修会に参加した。正式な会合名は「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題を考える研修会」である。 魂は、細部に宿る、とするならば。行政の効率化とわかり易さもまた、会合名ひとつにも表れるようにならなければならない。 ともあれ。今月10日~16日までの「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」の意義を踏まえて開催された、研修会。 松山地方局人権擁護課の話の後、救う会愛媛・中矢会長、愛媛拉致議連・森髙会長が登壇され、現在までの取り組みと、全員の無事帰国および問題の根絶をめざす、強い決意が語られた。 現時点での、わが県出身の特定失踪者は、3名とされている。大政由美さん(伊予市出身)・二宮喜一さん(八幡浜市出身)・山下綾子さん(今治市)、だ。 そのご家族の、切実なる訴えが心に響く。よそごとでも、他人事でもない、わが県民が実際に巻き込まれた、自分ごととして、受け止めたい。 さらに、内閣府「外交に関する世論調査」(2007年10月調査時点)によると、国民の北朝鮮への最も大きな関心は、核でもミサイルでもない。 圧倒的に、日本人拉致問題だ。まさに、日本人としての自分ごと、である。��ご参照URL⇒ http://www.rachi.go.jp/jp/archives/2007/1214kansindo.html ) 私も、愛媛拉致議連の一員として、16日午後から、街頭署名運動に立つ予定だ。広く県民の皆様に、ご理解とご協力を頂けるよう呼びかけてまいりたい、と思う。 夜は、支持者の会合に参加させて頂く。温かな笑顔と、たくさんの励ましを、有難く、頂きながら。 議会活動も、上記拉致問題を含む種々の議員活動も。私のエネルギーの源泉が、いつも、ここに、ある。 ��写真は、救う会愛媛・中矢会長の講演風景)
午前、県民相談にて各部局を訪ねた。親身になって対応を頂く理事者方には、いつもながら心強く、有難さを感じる。 一段落をつけると、愛媛県美術館にて開催中の、第18回創価芸術展を鑑賞した。そして、驚いた。 幼稚園児から大学生まで、お絵描きから水彩画・油絵・書道・陶芸など約300点の、個々の作品のレベルの高さもさることながら、圧倒的に伝わってくる何か、にである。 真剣さ、素直さ、豊かさ、一途さ。私が感じた、そんな気持ちを一言でいうと何だろう、と考えてみた。 そうだ、喜び、だ。1つ1つの作品を通して伝わってくるのは、生きていることの喜び、なんだ。 なるほど、喜びやうれしさに触れると、人は、優しくなれる。不思議なくらい、あたたかく、まーるい気持ちで、会場を後にした。 午後は、書類整理。議員の仕事は、約1ヶ月ほど放っておくと、文字通り、机に幾つかの、山ができる。 読み返しながら整理をしていくと、ファイルが6冊とシュレッダーごみ少々、ができた。確実に、地球環境によくない職業だ、と思いながら。 気づくと6時間が経過していた。 そして夜は、ビデオ編集、というか、資料作成。近日行なわれる、KHJ愛媛こまどりの会の定例会での、県政報告の準備である。 うれしいことに、先週、山本ひろし参議院議員が、所属する厚生労働委員会において、社会的ひきこもりに対する支援強化の必要性を、私たちに代わって強く訴えてくれた。 公明党として、国・県挙げてしっかり取り組んでいること、これからも取り組んでいくことを、皆様に元気いっぱい報告させて頂こう、と思う。 そして、明日は12月議会の閉会日。私にとって3回目の議会が終わり、そして、本年が過ぎようとしている。 はたして。 新人議員としての成長や、如何。一人の人間としての、器量の拡大や、如何。 今日も、自問自答しながら。1つ1つ、1年1年、着実に。 昼間の県美術館で、彼ら彼女らが感じさせてくれた、あの、あたたかくて、まーるい気持ちを、いつも心に浮かべていられる、そういう人格をこそめざしたい、と思う。