今日は、文化の日。 この日は統計的に、晴れの日が高いとされる特異日だが、はたして、その通り、秋晴れの1日であった。 さて、今日から、県下各地にて県民総合文化祭が開催される。今年は、記念すべき20周年だ。��ご参照URL⇒ http://ehime-c.esnet.ed.jp/bunkashinkou/sougou/h19/19yoryo.htm ) 夕刻、私は、その開会式と総合フェスティバルにご招待を受け、参加させて頂く。 愛媛県警察音楽隊による溌剌としたドリル演奏がオープニングを飾り、開会宣言。そして、プログラムは2部形式で上演され、実に多種多彩であった。 チアリーディング、伊予万歳、歌舞伎舞踊、クラシックバレエ、よさこい、野球拳踊り。 そして、映像で振り返る県民総合文化祭の20周年の歩み、があり、ゲスト歌手のクミコさんによるシャンソン・コンサートが華を添えた。 どれも本当に、素晴らしかった。恥ずかしながら、よさこいと野球拳踊り以外は、TVでしか観たことがなかった。 ライブの迫力というか、心に伝わるエネルギーというか。これが文化の力だ、とあらためて思った。 特に、私が感銘を受けたのは、伊予万歳だ。郷土に伝わる伝統芸能である。��ご参照URL⇒http://www.city.matsuyama.ehime.jp/kanko/kankotop/miru/kyoudogeino/iyomanzai/index.html ) 最初、ちょっと退屈な拍子と単調な動きに物足りなさを感じたが、どっこい、途中からものすごい強さで心が引きずり込まれた。 釣りに例えると、大物が食らいついた瞬間、竿にかかる、あのグググッ、という感じだ。扇子が、あるいは松が、まるで生き物に見えるのである。 司会から、海外公演でも喝采との紹介があったが、よくわかる気がした。 約2時間あまり。多彩な郷土芸能文化を一度に目の当たりにし、心を洗濯されたような気分となる。 県民総合文化祭は、今日から11月25日までの23日間。関係者の皆様に敬意を表しながら、無事盛況を祈りながら。 そして、1人でも多くの皆様に、各会場にお運び頂き、わが愛媛の豊かな郷土文化に触れ、心に感動と潤いを感じて頂ければ、と思う。