朝から夕方まで、県民相談に動く。 いくつかの成果報告に伺い、それぞれの方が喜んでくださった。つくづく、議員活動のすべては、この瞬間のために、である。 そして、夕方から夜は、党務。11月の活動を中心に、今後の流れをにらんだ打合せを行う。 各党とも、次期衆院選に向けて、水面の上も下も、動き出している。 その流れの中で、今日の国会中継において看過できない動きがあった。またぞろ、ではある。 私たちは、そうした駆け引きや揺さぶりに、翻弄されない。 今なすべきことは、よそではない愛媛の、県民なかんずく、庶民お1人お1人と、じっくり対話することだ。 社会保障や格差問題といったテーマが中心になるであろう、そうした山積課題について、本音のやりとりを、誠実に、積み重ねていくことだ。 これしかない。衆院選ありきではない、それは、その結果である。 長時間にわたる打合せは、戦いの呼吸を、全員で確認するひと時となった。 さて。 わが党愛媛県本部も、9月より、笹岡代表・豊田幹事長体制になり、じわり、変化の空気を感じるようになった。 一般に、中心者が変わると組織は変わる、と言われる。そして、組織には、変えてはいけないものと、変えなくてはいけないものが、ある。 さらに、一兵卒の私には、一兵卒の働きがある。それは、1回1回、1人1人と、味方を作ることだ。 昨日、ブログにそうした思いを綴った通りである。そして、 「一人の味方が、万人の味方になる。人間外交で勝て。」今日、最も心に刺さった言葉なのである。 ��写真は、県民の思いが一杯に詰まった相談ノート)
朝から県民相談にて動く。 県民のご要望が1つでも叶い、2つでも前進させるために、今日も様々な方に出会った。 何をしているかというと、交渉である。政治家は、どんな場合にも、ネゴシエーター、なのだ。 そのお相手が、世間でいうところの、いわゆる偉い方ともなると、新人議員としては正直、気後れしてしまいがちだ。 今日は、そんな場面があった。 ものすごく気を遣いながら話していたが、こちらの真意がどうも伝わらない。途中から、思い切って、しかし誠実に、ぶっちゃけた。 伝わった。 ぶっちゃけてよかったかどうかは、わからない。こちらが、伝わったと思っているだけかもしれない。 けれど、私の意図と思いは、体温くらいには熱く感じて頂けたと思うし、相手が誰であれ、今の私には、これしかできない。 善処を確認することが、できた。早速、相談者へご報告だ。 午後も、様々な方との交渉が続いた。有り難い援軍が、1人、また1人と。 たくさんの皆様の理解とご協力に、心から感謝しながら、おかげさまを思う。 誠実と、謙虚。 県民お1人お1人のご要望を、真剣に受け止めて、これが今、私ができる交渉のすべて、である。 ��議会控室から見た夕日も、この日は有難く)
これは・・・。 思わずハッとしたのは、小林繁さんと、江川卓さんの、28年ぶりの会話シーン。 某日本酒メーカーのTV-CMだ。��ご参照URL⇒ http://www.kizakura.co.jp/company/release/20071012.htm ) 最近、最も印象に残った、いわば出来事、といっていい。 新聞広告も、秀逸だ。こんな、キャッチコピー。 「一生、話しをすることはない、と思っていた。一度でいいから話しをしたい、と思っていた。」 じゅうぶん、わかった。伝わった。たった2行で、もう、メッセージは尽きているのである。 お二人といえば、知る人ぞ知る、元プロ野球選手であり、あの、空白の1日である。 たった1日で、ある意味、国民的スポーツコンテンツであったプロ野球に対して、それまでのように純粋に、無邪気に、対峙できなくなった分水嶺、ともいえる、私にとっても、大きな1日であった。 が、当事者のお二人は、その比ではない、想像を絶する、人生の分水嶺であったろう。はたして今夜のTV番組で、江川氏は、当時を回想し、最後は言葉にならなかった。 私には、それで、じゅうぶんだった。 その後を分かつ1日が、世の中には、ある。しかし、人間には、分かたれたものを、また新たに結ぶチカラが、ある。 対話のチカラ、である。 空白の1日を埋める、お二人の28年ぶりの邂逅に、拍手を送るとともに。 眼前の政治課題の解決を模索する毎日にあって、私も。真心の対話で、人と人をしっかりと結ぶ、そういう議員に成長したい、と決意する。
本年のノーベル平和賞に、アル・ゴア前アメリカ副大統領が決定した。久々の明るい国際ニュースであり、まずは、満腔からの敬意を表したい。 受賞理由は、地球温暖化問題の深刻を、全世界の共通認識に引き上げた点といえよう。 ゴア氏は、その受賞声明で「地球の真の危機に直面した今、この問題は全人類にとっての道徳的・精神的課題だ」とし、賞金約1億8,000万円は全て寄付するという。 私は、本棚から、氏の「不都合な真実」を取り出し、久しぶりに読み返してみた。 あらためて思うのは、人生の道理についてであった。 彼の、政治家を志す気持ちの芽生えは、上院議員の父君へのリスペクトからであり、環境問題への蒙を啓いたのは、大学時代の恩師・レヴェル教授との出会いにあり。 それを、政治家としての自身の、最重要のライフワークと決めたのは、息子さんの瀕死の事故と、そこからの奇跡的な生還、という究極の体験を通してである。 私なりの解釈だが、彼は、有限の中に無限の喜びを見出したのだと思う。 限られた人生の中で、本当に大事なものは何か。政治家として、自身唯一に由来する最も重要なテーマは何なのか。 世界と人類の現在と永遠に対して貢献する、そのテーマこそ、環境問題である、と自覚したとき、彼はその後の人生に迷うことはなくなったという。 なるほど人生というものは。 歩む人それぞれに、また時々に、理由があり、やがてそれぞれの道になるのだ。なるほど、道理で・・・。そう、思った。 ゴア氏が、ノーベル平和賞を受賞したというのは、彼の人生を振り返ると必然であったし、仮に受賞がなかったとしても、彼の道理に対する賞賛は些かも色褪せるものではない。 さあ、ここからは、私たちの番である。もはや、目は啓かれた。 今、目の前にある危機に対して、どのように立ち向かうのか。私たちの子孫のために、地球の未来のために。 NO IMAGINATION,NO LIFE。 地球温暖化の当事者として、人類の一員として、しっかりと決意し、行動に代えてまいりたい。
午後、議会にて事務に専念。あっという間に、半日は過ぎ、夜は、県民相談に動く。 さて。最近、議員図書館へ行くのが、ちょっとした楽しみになっている。 書店では新刊本は入手できるが、古いものやレアな地元ものとなると、難しい。その点、議員図書館には、想定外の発見があるのである。 今日は、某大先輩議員の若かりし頃の著作を発見。一気に読み終えた。 今の私と同じような年齢で、まさに議員として駆け出しの頃の著作である。 青雲の志が詰まっていた。行動果敢の足跡が記されていた。 僭越ではあるが、めざすビジョンにも共感するところ大、であり、それはいわゆる、ステイオンマーケティング、というべきか。 自分自身、まだ遠く及ばないことを痛感させられながらも、大いに触発される。 先日は、白石元知事の著作と当時の議会答弁、県紙抗争ルポに、目を通した。意欲みなぎる、県庁職員有志による自主研究レポートも、拝見した。 空き時間、待ち時間に、サササッ、ではあるが。 まだまだ、知りたい、知らねばならぬ、本県の歴史と系譜が、ここには詰まっている。現在、山積する行政課題の要因も、将来に向けた突破口となるヒントも、然りであろう。 過去の因を知らんと欲せば、その現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば、その現在の因を見よ。とは、先哲。 時間の許す限り、コツコツと。因果のはざまで、現在の県民生活向上に資する知見を拡げていきたいと思う。