午前、思いがけないメールが届く。山本ひろし参議院議員からの、激励であった。 この3連休を休まず中四国を廻られながら、その合間に、電車の中から、と思うと恐縮の極みである。 すかさずお返事を送信して、今日の、私の現場へと向かう。 1本のお電話を頂き、ある現場を見て欲しい、とのこと。行き先は、おなじみ、久万高原町である。 現場は険しく、河川のかなりの上流に位置する。奥深い山道の草むらをかき分けながら、岩苔に足をとられないよう、注意深く進む。 事情をしっかりと伺い、ご要望をお預かりした。しかしながら、この、お預かりするということは、とても重たいことなのである。 要望が実現できれば何も問題ない。エブリワン ハッピー、だ。 が、全部が全部、実現できるとは限らないのであって。問題は、実現できない場合、だ。 なぜ、できないのか、という説明責任、また次善策、もしくは善処の見通し、を示し、了承を頂いて初めて、お預かりしたものをお返しできたといえるのであろう。 そこの難しさを、思う。と同時に、知見の必要を痛感する。 今の私は、専門的な話になると、頭の中は虫食い状態で、主旨を把握するのに精一杯だからだ。 国語の文章問題などで、キーワードの囲みに、適切な言葉を当てはめるように。文脈と要点を掴まえて、それから調べる、その繰り返し。 テストなら試験範囲というものがあるが、生活には、課題の範囲は、ない。ならば、議員でいる間は、どれだけ勉強しても、卒業というものはないのかもしれない。 連日、様々な方からご相談を頂きながら、体当たりの日々が続く。しんどいと感じるとき、それは訓練だから、と思う。 だから、がむしゃらに、と思った。厳しい訓練を乗り越えて、本当の意味で、皆様の確かなお力になれるように。 と、そよ風に揺れるオレンジ色のコスモスたちが、ちょこっと、肩に力の入りがちな私を見透かすように、 自然体でね、と、釘を刺すように、ニッコリささやいて見えた。